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インストラクショナルデザイナーのひとり言「休み方を、学ぼっ♪」その1

「休み方」研修がないのは、なぜ?


お正月の9連休があっという間に過ぎてしまい、つぎはGW(ゴールデンウィーク)かぁ、夏休みまではかなりあるなぁ、とため息をついている方も多いことでしょう。

次から次へと「年度内にお願いね!」と仕事が立て込むこの時期だからこそ、たまにはホッとひと息ついて、次のタスクへのエネルギーをチャージしたいところです。

ただ、「効率的な仕事のしかた」についての研修はあっても、「効果的な仕事の休み方」の研修は、残念ながら見あたりません。

どうすれば、ひたすらダラダラする、なんとなくボーっと過ごすのではない、充実した素敵な休暇を過ごすことができるのでしょうか。

OECDの“Employment Outlook 2021”で世界各国の有給休暇の取得実績を見ると、日本は年16日であるのに対して、フランスは35日、ハンガリーは29日と、倍以上の休暇をエンジョイしつつ、休暇後の飛躍的な生産性向上を実現しています。

そこで今回は、休暇の達人が闊歩する欧米各国の、休暇の研究者たちの意見から、しっかり休むためのノウハウを学びます。

幸せ気分をつくる『上質なひとり時間』


英国の心理学者クラウディア・ハモンド教授が、135か国1万8000人を対象に行った『休息調査』では、回答者が休息になると挙げた活動について、驚くべき結果がでました。

上位に入るに違いないと思われた選択肢である、友人や家族と一緒に過ごすことがトップ10に入らなかったのです。

親しい人たちとのなにげない会話を楽しむのは人生の楽しみのひとつで、ふだん時間に追われているからこそ、休暇中にはそうしたコミュニケーションに十分に時間を割くべきだ、と思いがちです。

しかし、この調査で明らかになったのは、
「人は心から休みたいときには他人から距離を置きたくなる」
という事実だったのです。

多くの人が1人きりの時間が欲しくて、一人きりになるまで心の底から休まらないと感じているというのです。(続く……)

インストラクショナルデザインにご興味のある方は💓
https://toasu-gakken.co.jp/event/20250130/

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