オススメミステリー漫画「うみねこのなく頃に」
お疲れ様です。春風亭吉好です。
オススメミステリー作品紹介。今回は
「うみねこのなく頃に」
(以下うみねこ)の漫画版です。
元々うみねこは「ひぐらしのなく頃に」の竜騎士07先生原作のPCゲームです。
ひぐらし自体も本格ミステリーと思わせて何度もループする世界を重ね合わせて真実を見つけ出しループを抜け出す糸口を見つけると言うかなり変化球の作品でした。
うみねこはよりミステリー色を強くし、閉ざされた孤島の屋敷での殺人事件、黄金の魔女伝説、果たして犯人は、、?という一見ありがちな設定でしたがそこは竜騎士作品。本当に魔女が出てきます。
連続殺人の全てを魔法で説明しようとする魔女に対しミステリーの観点で現実に推理するという魔法VSミステリーの尖りまくった作品です。
密室殺人をどれだけ推理で解き明かそうとしても魔法としか思えないようなトリックで覆されそうになる。
そこを屈服せずに立ち向かっていく主人公と魔女の応酬がミステリー漫画を超えてバトル漫画のようで大変胸熱です。
ひぐらしもミステリーの奥には愛、友情の物語がありましたがうみねこはよりその愛が強調されています。
「愛がなければ真実は見えない。」
明らかになる真実はとても悲しい愛の物語でした。
残念ながら原作では最後の最後に真実が明らかになりませんでした。
これは当時かなり賛否両論で僕自身もずっと追いかけていた作品だけにもやっとなりました。
それが後日発表された漫画版でかなりの真実を描いています。
それは悲しく、美しく、残酷な真実でしたがここまで続いた作品の大団円として素晴らしいものでした。
今からなら漫画版を読む事をオススメいたします。
エピソード1から8まであり数十巻におよびますので時間はかかりますがたどり着いた結末には涙を流さずにはいられません。
これを原作で見ることができたらひぐらしを超える評価もされたのになと少し残念だったり。
そんな方も漫画版で評価が覆ると思いますし、改めてうみねこの深さを感じると思います。
最近漫画版を読み返したのでオススメしてみました。
原本、特にエピソード8は入手しづらいですが電子書籍や漫画アプリなら読みやすいかなと思います。
ミステリーの変化球ならぬ大魔球な「うみねこのなく頃に」
よろしかったらお楽しみください!
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