俳句選(1)
秋時雨こころを病みし友想う
陽だまりに猫集まりて冬に入る
落ち葉踏む音軽やかに遊歩道
(2010年11月)
今ここに在るありがたさ冬薔薇(ふゆそうび)
枝しなり路地にこぼるる実南天
待降節星々のあかり身に沁むる
掌にみかん希望のともし火
(2010年12月)
吾が影を際立たせおり冬の月
読み初めや宮沢賢治詩歌集
白菜や包丁の音みずみずし
(2011年1月)
秋時雨こころを病みし友想う
陽だまりに猫集まりて冬に入る
落ち葉踏む音軽やかに遊歩道
(2010年11月)
今ここに在るありがたさ冬薔薇(ふゆそうび)
枝しなり路地にこぼるる実南天
待降節星々のあかり身に沁むる
掌にみかん希望のともし火
(2010年12月)
吾が影を際立たせおり冬の月
読み初めや宮沢賢治詩歌集
白菜や包丁の音みずみずし
(2011年1月)