YouTubeの更新が第40回を迎えた今の記録
我に返る瞬間
最近少し、ありました。「楽しい楽しい〜と撮影にP(プロデューサー役の友人です)を連れ回しているけど、これって何のためだっけ?」と。きっかけはPのオフィスにお邪魔して打ち合わせをしている時。Pの同僚の方々に「こんにちはー」なんて言いながらコーヒーを淹れている自分に「あれ?」となったのです。なんだ、この我が物顔は?私はなぜ人様のオフィスのキッチンに入り込んでいるのだ?よく考えればPはお仕事もあるのに、私に合わせて時間を割いてくれている。あれ?これって?いいんだっけ?
モヤモヤしつつ・・
でもやっぱり楽しくて撮影はどんどん進みます。行きたいところを話し合って、たまに(というかほとんど)私が思いつきで行きたい!となって、アポを取る。撮影に行って、ワヤワヤやっているのをPが撮る。(ソロさんぽは自分で撮る。)編集をしてもらったものを見ながら、ナレーションを録る。これもほぼおしゃべりですからね・・。楽しい。そして完成する。根元的な「あれれ?」に、作業自体の楽しさで蓋をしているような状態でした。
年明けのワイワイもひと段落した頃
ロンドンに暮らす友人からメールが届きました。このコロナ禍でクリスマスカードを送る余裕がなかったこと、私のカードは無事に届いたことなど綴ってあったのですが、ヘルシンキよりも感染の危機感が強いであろう現地の様子が端々に感じられ、その重圧の中での彼女の日常を想像すればするほど「私に何かできることはないのか?」と自問するループにはまった私。珍しく夜を越えてループにはまりながら迎えた翌朝、キューっと冷えた外気と晴れた空に「これだ!」と。思い浮かんだ景色を撮影するために、三脚やらコーヒーやらリュックに詰め込んで外に出ました。この時のさんぽをまとめたのがコレです。撮影を終えた帰り道、「これができたのはYouTubeという場を授けてもらったからだなあ」としみじみ思ったのです。もちろん動画を撮って送るだけなら友人に直接メールすれば済む話です。が、私の脳裏にチラつく彼女の顔の隣には毎日のご近所散歩でお出かけを我慢する母の顔、東京で通勤電車に乗っているだろう友人の顔など、我慢を重ねる人達の姿浮かんできたのですよね。取るに足らないことですが、私の日常にも我慢はあります。「これくらい大したことない」と思ってはいますが、やっぱり吐き出したいときはあります。幸運なことに私には吐き出せる環境が身近にある。毎日我慢を重ねているどこかの誰かに、この環境を共有する場として北欧さんぽを使うことができるのかもしれないという結論に至りました。モヤモヤが少し晴れた瞬間でした。
届いたかどうかは
分かりませんよ。「深呼吸できました!」とコメントを下さった親切な方もいらっしゃいましたが、動画をご覧になって「なにこれ?」と思われた方もいらしたはず。伝えたいことが伝わるような技術もまだありません。でも、少なくとも自分の中では「楽しいからやってまーす!」の他に一つの柱のようなものが見つかった気持ちです。
柱のおかげ?
最近ありがたいお声がけを頂いて北欧さんぽのちょっとしたスペシャル企画が進行しています。撮影はもう少し先ですが、今からワクワク・・。ご覧になる方と一緒に少しでも希望につながることを共有できる場を作りたい。そのためにもまず、自分のリソースを多大に割いてくれているPと、お声がけくださった方と、一緒に制作側としてポジティブな時間を共有したい。そんな風に見通しを持っています。あれ?なんだか急に真面目か!実際は「Go Pro欲しいですねえ・・」とかそんな会話しかしていないのですが・・。ほほ。モヤモヤしつつ、たまに晴れつつ、ぼちぼちやっていきます!
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