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親の期待に応えられない悩みの解決ポイントは時代背景の振り返り
女の子2人のママをしていると、子どもに期待することがいまの時代背景にすごく影響を受けます。
いま活躍されている大谷翔平選手、羽生結弦さん、藤井聡太竜王、NIZIUなど、好きで得意なことに全力で取り組み、周りの人に夢や勇気を与えることが素晴らしいと言われているように思います。
子育て真っ盛り中の私は、そんな時代背景に影響されて、自分の好きなことや得意なことを将来やってほしい」と子どもに期待しているところがあります。
だからもし将来娘が大人になった時に「仕事内容は全然興味ないけど、給与が良いからこの仕事にする~」と言い出したら、きっと反発すると思います。
「本当にそれでいいの?」「もっとちゃんと考えて好きなことを仕事にした方がいいよ」と言っちゃいます。
何回もちゃんと考えるように諭した結果、「好きなことが分からない…。どうしよう…」と娘を悩ませてしまうかもしれません。
それくらい親が子どもに期待することは時代背景に強く影響されます。
もしいま親の期待に応えられずに悩んでいたら、「そんな風に親が子どもに期待したくなる時代だったんだな」と少し俯瞰して捉えてみることが大事です。
私と同世代の人の親(いま60~70歳代くらい)だったら、専門性を身に付けることや大学を卒業すること、結婚して子どもを育てるという、いわゆる”普通の家庭”を築くことを子どもに期待していたように思います。
その一つ上の世代は安定した職業に就くことや、女性なら結婚して嫁ぐことを期待していたように思います。
いずれにしても、その年代特有の”親の期待”があるはずです。
”親の期待”を”親個人の強い希望”だとと捉えると、期待に応えられないことに罪悪感を感じる方もいらっしゃると思います。
でも、”時代背景からそう思いたくなっただけ”と捉えると強い罪悪感は感じなくなるかなと思います。
どの親も子育て初心者です。みんなが良いといったものを良いと思ってしまうし、それが正解と思うことでよく分からない子育ても頑張れたりするんですよね。
だから親の期待に応えられなくても、気にしなくていいんです。
親の期待に応えられなくて罪悪感を感じたら「そんな風に親が子どもに期待したくなる時代だったんだな~」と少し俯瞰して親を見つつ、「親の期待に応えられない子どもでまぁいっか」と自分にOKを出してみてください。
余談ですが、私は三姉妹の末っ子だったので親の期待は「生きていればいい」くらい期待値が低かったです。すごく楽でしたが、期待されないっていうのも少し寂しいんですよね。
長女は期待値が高くていつも大変そうでしたが、みんなにいつも注目されて、何かあればみんなが大騒ぎしてくれていたので、三女としてはちょっと羨ましい気持ちもありました。
ただの無い物ねだりですが、親に期待されることが羨ましい人もいるってことを知ってもらえると、親の期待に対しても別の見方もできるんじゃないかなと思います。