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完璧じゃなくていいと思えたらすごく楽になった
どんな人も完璧でないといけないなんてことは絶対にないです。
言葉にすると「そりゃそうでしょ」となるかと思いますが、自分のことになると途端に忘れやすくなってしまいます。
例えば、自分の子どもを常に愛せないと母親失格と思ったり、仕事をいつも完璧にできないと社会人として失格と思ってしまったりすることです。
完璧にできなければ、どこかで支障は出るかもしれません。でも、その支障をなんの苦もなくサポートできる人がいます。だいたいすぐ側に。
また「支障が出てしまった!」と思っているのは実は自分だけだったりします。他の人はなんとも思っていないことの方がすごく多いです。
そもそも「完璧でいないといけない」という思い込みは、昔に完璧だとすごく褒められて愛されていることを実感できた経験から作られることがあります。
逆に完璧にできなくてすごく怒られて、嫌われてしまったと思った経験によって作られることもあります。
「完璧でいないと愛されない」と思っていると、完璧ではない自分を否定し、完璧にできるように努力を重ね、常に頑張っていないといけません。
その状態では簡単に疲れてしまいますよね。
「完璧でいないといけない」「完璧でいないと愛されない」という思い込みに気付いたら、ぜひ自分自身に掛けてほしい言葉があります。
それは、「完璧じゃない私は可愛いよ」です。
完璧じゃないところって、愛されポイントです。
もちろん完璧見えてカッコいい女性は憧れるし、素敵です。でもそんな人が「最近ミスしちゃってさ…」なんてお酒を飲みながら話されたら、もっと好きになっちゃうじゃないですか。
そんな経験、みなさんもきっとあるんじゃないでしょうか。どうですか?
みんな不完全でいいんです。全然うまくいかなくてもいいんです。
頑張って完璧を目指そうとせず、そのままのあなたでダメなところも見せつつ、無理しないでいることが1番大事だと思っています。
完璧じゃなくても愛されるし、完璧じゃないところが愛されることもたくさんあるから。
余談ですが、今回この話を書こうと思ったのは、最近私が心理カウンセラーとして完璧を目指していたことに気付いたからです。
最近、なぜか過去の罪悪感や失敗や後悔を記憶から引っ張り出してずーっと悩んでいました。
でもふと、「過去のこと解決するのやめよう」と決めました。
決めたら不思議と『心理カウンセラーとして自分の悩みを全て解決できていないと、人様の相談に乗ってはいけない』と思い込んでいたことに気づいたんです。
冷静になって考えれば、無茶苦茶なこと言ってます。「医者が完全な健康体じゃないと患者さんを治療する資格がない!」と言っているようなものです。無茶苦茶です。
でも悩みの渦中にいる時は気付けないんですよね。悩んでいる最中は「最近過去の罪悪感で頭がいっぱいになっちゃう。どうしよう」しか頭にありませんでした。昔に作った思い込みは、本当に気付きにくいです。
ただ、思い込みに気付いただけでなんだか気楽になれました。特に過去の罪悪感に懺悔したわけでもなく、失敗を認めたわけでもなく、後悔を解消できたわけでもありません。ただ思い込みに気付けただけです。それほど、思い込みというのは、悩みの大元なんだなと実感した出来事でした。
悩みいっぱいで、罪悪感も後悔も抱えてたまま、心理カウンセラーとして気楽に活動を続けていけることは、これからがすごく楽しみです。