自分と他人の許し方
過去の後悔していることも、思い出しては罪悪感を感じることも、当時はそうするしかなかったはずです。
そうするしかなかったし、それが当時の自分としては最善だったはずです。
月日が経って、世の中の価値観が変わり、自分の知識も増えて経験値も上ってくると、過去を振り返ったときに「あれはダメなことだった」と罪の意識に苛まれることもあるかもしれません。
でも自分を責めないでほしいなと思っています。
「そうするしかなかったよね」
そう自分に声を掛けて、責めたくなる過去の自分をヨシヨシするイメージを持ってみてください。
それが過去の自分を許すということなんじゃないかと思うんです。
これは他人に対しても同じです。
過去に傷つけられた相手がいて、その人に対してもう怒るのも恨むのもやめたいし許せるなら許したいと思っていたとしたら、「あの人は、そうするしかなかったんだろうな」と思ってみてください。
間違ってほしくないのは、「私を傷つけることは悪いことじゃない」とか「私は傷つけられてもいい人間なんだ」と判断することではありません。
相手を罰することをただ辞めるだけです。
自分に対しても、他人に対しても許したいと思ったら「そうするしかなかったんだろう」と思ってみてください。
罰する以外の選択肢を持つことで、自分や他人を罰し続けるつらさから離れられるはずです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?