#15 他のインターに体験入学してきた②
こんにちは、けいらです。
前回の続きです。
以下、現在通っている学校をA校、体験入学した学校をB校とします。
見学の時点でのB校の印象はとても良く、B校への転校可能性は50%くらいと思っていました。
B校では、イギリス式年齢基準から見て1年ダウングレードした、Year8クラスに参加させていただきました。
A校のYear7と、新年度が始まったB校のYear8が、同じ学年にあたります。
娘の感想を、なるべくそのまま書いていきます。
教室の様子
生徒は礼儀正しく、優しく気を配ってくれた。
みんな育ちが良さそう。
授業中は、日本の学校のように静か!
授業はタブレットを使わず、教師の板書と口頭説明をノートに書き写す昔ながらのスタイル。
生徒はローカル中華系マレーシア人が多く、娘から見て英語・中国語のバイリンガルが多かった。
English
3段階にレベル分けされており、1番下のクラスに参加。
日本の国語科目のように、文章を掘り下げ、作者の意図を読み取るような授業。
つまり、First languageの内容。
Second Languageを勉強している身には、難しすぎた。
知らない単語も何個もあった。
教師の板書を写しながら、教師の説明を聞き取るのが難しかった。
※A校のEnglishは、IGCSE科目に合わせてFirstとSecondに分かれています。
Science
A校で使用するCambridge Learner's Bookよりも、薄い教科書だった。
Science専用の教室で授業を受けたが、見える範囲に実験道具がほとんどなかったので、実験はあまりやらなさそう。
Year7学習範囲の少し発展した内容で、全部理解できた。
唯一スライドを使った授業だったが、フリー素材だとすぐわかるもので、理解の助けにはあまりならなかった。
※A校では、Learner’s Book掲載の実験は、ほぼ全部自分たちの手で再現するので、楽しいし勉強になる。
Math
A校とそんなに変わらない。
Year7学習範囲の少し発展した内容で、全部理解できた。
CIT (ITやプログラミング)
プレゼン資料の作り方を習った。
全部知っている知識だった。
A校では、Year6以降にプレゼン特化の授業はなく、Year7からPythonのコードを書くので、正直物足りない。
プレゼンは、各教科の課題をやってれば自然に上手くなるのに。
PE(体育)
1時間の筋トレで汗だくになった。
基本的に全員参加。
プールが綺麗。
B校では、1学期全部が水泳なのは、すごく良い。
A校はプールは汚くて、授業では使わない。PEは簡単に授業を休んで見学できるし、あまり内容のバリエーションがない。
PEは、B校の方が良かった。
Lunch
B校のご厚意で、カフェテリアのセットメニューをいただきました。
苦手な食べ物が少なく、口に合わないものも栄養素と妥協して食べる娘ですが、ここの食事はどうしても無理とのこと。
味が薄すぎる。
A校の倍の値段で、量が半分。
半数の生徒がランチ持参だったとのことです。
寮生になったら、お昼はカフェテリアで食べるしかないのですが…。
もちろん、メニューの当たり外れや本人の好みもありますが、カフェテリアが転校をやめる最大の要因なくらい、合わなかったようです。
デバイスコントロール
ルールがない。
スマホは持ち込みOKで、授業中にかなりの生徒が触っていた。
スマホは、目に見えたり体に触れる感触があるだけで集中力が落ちるとのエビデンスがあるので、親としては避けたい環境。
娘は自主的にデバイスコントロールができる方なので、寮では自由にタブレットを使えた方が良いとは思っていたものの、学校にもルールがないとは驚きました。
娘の感想
体験入学を終えて車に戻り、ドアを閉めた瞬間に言いました。
「B校は、自分には合わないわ。」
Englishの授業内容と生徒を見る限り、今回受けなかったChineseもおそらくFirst Languageの内容だろうと娘は主張しました。
B校に通うなら、EnglishとChineseの勉強時間を大幅に増やす必要がある。それに、A校ではGoogle Classroomでいつでも授業スライドで復習できるけど、B校では自分のノートしかない。
勉強効率も絶対に落ちる。
語学で省エネして Second languageでスコアをまとめ、MathとScienceを伸ばしたい彼女にとって、B校で頑張る未来は見えませんでした。
結論
B校は、大人しい性格で、語学が好きな子にはすごく合うと思いました。
A校の授業の騒々しさと、寮の厳しいデバイスルールが見学のきっかけでしたが、A校の良さに気付かされる結果になりました。
娘は帰り道に、クラスメートが恋しくなったと言っていたから、今のA校クラスは娘にとって居心地がいい場所なのでしょう。
大事なことです。
新学期になった後のクラスは注視し、必要ならまた転校を考えますが、今はA校残留がベストと思っています。
さらに、娘と意見が一致したのは、体験入学が必須であること。
見学だけで転校を決めていたら、確実に後悔していました。
学校見学での質問事項
今回の経験を踏まえて、見学時に質問しておけば良かった点は、
・授業スタイルは、教師の板書かスライド使用か
・スライドは教師の自作か
・Google Classroomを使っているか
・カフェテリアの評判はどうか。弁当持参の生徒の割合
・CITで学習するプログラミング言語
・英語と中国語が不自由な生徒の割合
・校内のデバイスコントロール
さいごに
A校でまた頑張ろうという気持ちになれて、本当に良かったです!
今後のクラスの状況を、注意深く把握しようと思います。
A校寮のデバイスルールに関しては、話し合って2台必要と認めていただけるように頑張ります。