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【旅行記】キューバ・ハバナ旅行記1
【 キューバ・ハバナ旅行記】
13年前に新婚旅行でキューバに行った。
近頃、キューバの想い出をテーマに1曲歌詞を書いたので、
ふと懐かしくなり、少し詳細に思い出している間に、noteにも、と思いついてパソコンを開いている。
キューバは、ご存知の通り北米と南米の間のカリブ海に浮かぶ島国。社会主義国家。
歴史的背景も色々あって興味深い。
物々しい存在として言われることもある国だけれど、なぜ行きたくなったのかと言うと、
夫がラテン音楽が好きなので、一度、生で触れてみたかったのがひとつ。
あとは、以前テレビでキューバのミュージシャンについて見て、彼らがとてもハイレベルの演奏をしていること、そのために毎日多くの時間を練習に費やしていることを知って、その情熱に触れてみたかったから、がひとつ。音楽に惹かれての旅。
首都ハバナに4日間、ターコイズの海が美しいバラデロに3泊、前後2泊はトランジットのためカナダのトロントに1泊ずつの計10日間の旅。
少し時間が経ってはいるが、色褪せないキューバの街や音楽の印象と、のちに読んだ、キューバに住み小説を書いたアメリカの文豪アーネスト・ヘミングウェイのノーベル賞受賞作品「老人と海」の感想文など、書いてみようと思う。
13年前の2011年、4/29だったか。
降り立ったキューバは、まるで異世界だった。
空港の手荷物受け取りの際、「飛行機に乗る時」のような身体チェックがあった。深い赤と青を基調にしたデザインの空間。
荷物を受け取り進むと、
空港では、ガイドのYさんが待っていた。
Yさんはとても日本語が堪能だった。日本にはまだ来た事がないそう。
タクシーに乗りホテルの「メリアコイーバ」まで。
見る物全てが新鮮だった。
赤茶色の砂埃の立つ車道を走り、深緑の生き生きした木々、時折、チェ・ゲバラやフィデロ・カストロの肖像などを見ながら、褐色の人々がのんびりと行き交う風景は素晴らしかった。
カラフルな建物、タイムスリップしたようなクラシックカーがまだ街に沢山走っていた。
カラッとした強い日差し、青空の色は日本の淡いブルーとは違って、くっきりとした真っ青な深い青色だった。
ホテルにてチェックイン。記載の二人の下の名前が、「Toshiko」と「Yoshio」と最初のアルファベットが入れ替わっていて可笑しかった。
とても綺麗で広い部屋。
カーテンなどは手作りしたような感じだった。
この国の方々は何でも手作りしたり、修理したりして物を大切にしている。
電気ケトルもあったし、冷蔵庫もあったり、朝食はビュッフェだったり、とても快適に過ごす事ができた。ホテル内の両替所のお役人はものすごく偉そうだったけど。
早速、目の前にあるスーパーに買い出しにでてみた。何度か日本のテレビにも映っていた、「Jazz Cafe」と言うジャズのライブハウスが入っている建物だったと記憶している。
荷物はスーパーの入り口で預けないといけない事を知らずに、中まで入って行くとお客さんみんなに呼び止められて、「荷物、荷物」とジェスチャーで教えてもらった。
ハバナでは、スーパーでもどこでも、入り口に荷物を預けて入る。荷物を受け取る札は、色んな厚紙や、何かの蓋や、バラバラの小さなものにマジックで番号を書いたものだった。
スーパーのレジのおばさん達の爪は長く、カラフルなマニキュアを塗り重ねていて、粋な女のプライドのようなものを感じた。
自分達用と、ガイドのYさんのお子さんに少しお菓子や飲み物などを購入した。
会計を済ませて預けていた荷物を受け取る時、キューバ人のおばさんが和かに、こちらに何か話してきたけど、全くスペイン語が分からなかった。残念。
そして初めてハバナの旧市街へ出かけてみることにした。
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(つづく)
私達のオリジナル曲のMVを作りました☺️