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卵の焼き加減はどうなさいますか?

私が初めてアメリカに来たとき、思いもよらぬ質問に戸惑ったことがあるんです。それは、レストランの朝食のメニューで、トースト、ベーコン、卵のようなプレートになったものを注文するときのこと。

「How would you like your eggs?」と聞かれた瞬間、私は固まってしまいました。

「How would you like your steak?」とお肉の焼き加減を聞かれるのは慣れていると思います。でも「How would you like your eggs?」は、卵の焼き加減を聞かれているわけではなくて、卵をどう調理して欲しいか聞かれているわけですが。。

日本で卵をどう料理して欲しいかを聞かれること、ありましたっけ?
卵は卵、焼かれたらそれで完成!なのに、どうやらこちらでは違うのです。

当時「あの、Well Doneでお願いします…?」と恐る恐る返事をしたところ、友人が親切に教えてくれたのを思い出します。

そこで初めて、卵は調理の仕方を指定できることを知りました。Scrambled(スクランブル)や「Sunny Side Up」(目玉焼き)、Over Easy(目玉焼きをひっくり返して焼いたもの)など、だいたいの選択肢がいくつもあることを知りました。

卵をどう焼いて欲しいか聞かれるのが当たり前という文化。アメリカは「選ぶ自由」が卵のチョイスにさえもあって驚いたのを思い出します。

そして先日、朝食をレストランで食べる機会があったのですが、息子は黄身がRunny、つまり流れ出るのが苦手。そこで、卵をOver Easyで、でも黄身はかたく焼いて欲しいと伝えました。

すると、、じゃあそれはOver Easyでなくて、Over Hardね!と。


”えっ?!”

そしてアメリカ人の主人も同様ww 分かっていない様子。

Over Easyは目玉焼きをひっくり返して、外側は焼けてるけど、
中はトロっトロ。

Over Hardは中もかたく焼けているもの、だそう。

ちなみに、その中間もあって、Over Mediumというそうです。

そこまで細かく分かれていて、名前がついていた事にびっくりでした。
日々勉強です。

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