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Bootleg日記#6

今回もBon Joviだが、

「Open All Night」

95年のThese Day ツアーでの西宮球場での公演だ。

日程は、1995年の5月16日。

These Day ツアーは、95年と96年で、セットリストも少し変わっているから、それぞれの好みもあるかもしれない。

95年は、アルバム「These Day」の販売もあり、ここからの新曲をプッシュするのが第一目的にしたようなセットリストだ。

一方、96年は、これまでに発売された往年の曲を、もう少しミックスしたバランスのとれたセットリスト、と言って良いと思う。

、、、ただ、私が当時から不思議だったのが、タイトル曲のThese Daysのパフォーマンスは、ほぼ96年からということ。

アレンジが決まらなかったのか、理由は定かではない。

当時、WOWOWで生中継された横浜スタジアムでの公演も96年だから、These Daysのパフォーマンスはここで観れる。

このBootleg CD「Open All Night」は2枚組で、西新宿で本当によく見かけた。

買わなかった理由は、当時そこそこな値段で、4000円前後であったことと、レーベルもよくわからなかったからだ。

ただ、これは現在YouTubeで聴くことができる。

Ticoのドラムも効いているし、ライブ感はしっかり味わえる。かなりマイナーなBootlegレーベルであるところを考慮しても、音質はクリアだ。

ドームとは違い、野外会場独特の、反響せずにそのまま抜けていくような音質も味わえると思う。

演奏も、何かエフェクトやシーケンスをかけるようなことも少なく、バンド本来のパフォーマンスが味わえると思う。

Jon の声量もかなりパワフルだし、十分楽しめる。

ちょっと面白いのは、Tokyo Roadが、"Kobe Road"とCDに記載されているところだろう。

このCDを見つけた当時、私もそれに気づいて「Kobe Road!で歌っているのかな?」と、ちょっと聞きたいなと思ったが、実際は原曲通り「トキヨー」と歌っている。

個人的には、このThese Dayツアーが一番バンドとして濃厚な公演だったと思う。

次回作の「Crush」は確かに"2回目の"バンドとしての大成功アルバムだし、Crushツアー、その後のOne Wild Nightツアーも、かなり充実した内容であるが、

何か、鋭くギラギラしたカラーと、バンドとしてのNaked感があるのは、These Dayまでだったように思う。

「Crush」は確かに聞きやすく、新しい世代にも受け入れられたが、

ある種"POP Rock"だ。

一方、「These Day」は全体的にかなりダークでありながら、透明感に富んだアルバムだ。

この中のセットリストでは演奏していないし、一つ前の「Keep The Faith」になってしまうが、Dry Countyのパフオーマンスは、このThese Days ツアーが最高レベルだろう。

ライブ全体を通して、Richieのギターをバンバン押し出す割合も、These Daysツアーは多い。

この「Open All Night」CDに戻るが、

少し残念なのが、音飛び?が多いことだ。

Livin' On A Prayerや、Tokyo RoadThis Ain't Love Songも、途中飛んでしまう。

その辺もBootlegあるあるだし、十分許容の上聞いてほしい。

実際のCD購入や、西新宿へ行くこともなくなってしまったのは少し残念だが、その分、YouTubeでも楽しんでもらえれば幸いだし、

実際のCDを持っている方は、これからも大切にしてほしいものだ。


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