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Bootleg 日記#3

今回は、Michael Jackson のBootleg。

「Live at Memorial Sports Arena part1 / Part2」

多分、Bootlegあるあるだと思うが、この Part1、Part2で分けてくるパターン。

これは幸いにして、Part1、Part2は1つのパッケージ内でのCD1,CD2みたいなものだから、個別に購入する必要はないが、別売りしている場合、見つけたらその時両方購入しないと一生出てこない。(笑)

また今度投稿するが、最初に購入した初のBootlegがそれで、Part2のみ売ってて、ライブ前半であるPar1を見つけるのに、数年かかった。(笑)

さて、このCDの内容だが、年代は1989年のBAD Tour ロサンゼルス公演。3年近くにも及んだツアーの最終公演の、1公演前のもの。(1989年1月26日)

当時、MIchael JacksonのBootleg CDのビューでよく「生声」という言葉が出てきていたが、Dangerous Tour や、特にHistory Tourは、実際には歌ってない曲が多いからこのような現象が起きた。BAD Tourは全曲実際に歌っているから「生声」という表記も多く出てきていたのだ。

ツアー自体も1st Leg と 2nd Legの2期間に分かれていて、1st LegはほとんどJacksonsのVictory Tourと同じ内容だ。ツアーの構成に時間をかけれない中でのソロツアー敢行だったためだ。

だからよく出回る横浜スタジアムでの日本公演は、演出もセットリストもほぼVictory Tourだ。ThrillerやSmooth Criminalも歌わない。

それでこのCDの内容だが、まず驚かされるのは声の高さ。(笑)

ご存知の通り、もともと声が高いが、ライブ独特というか、客がテープで録音したのだから、調整されていない分、全盛期における彼の声量を本当に感じれる。

しかも、この声量を踊りながら出すと考えると、本当にすごい。

音質的にもかなりクリアだが、L/Rのバランスが悪いから、ヘッドフォンで聴くことはお勧めできない。

彼の死後になってからBootlegはたくさん出てくるようになったのだが、その前は本当に出回らなかったし、見つけるもの困難だった。

BootlegのコピーCDですら、ヤフオクで高値で出てたし。

これも死後だいぶ後になって、たまたま西新宿で見つけた時は、「いやー、変わったな」とある意味思った。

実はこれと一緒に92年Dangerous Tourのウェンブリー公演のBootleg CDも買ったのだが、2種類置いてることにも、しかも安いことにも、少し寂しさを感じたのを覚えている。

この中でオススメの1曲、として推薦できるのもがあれば、

「Duty Diana」だ。

パフォーマンスも、マイクスタンドであまり踊らず歌う、というスタイルということもあり、他の曲のパフォーマンスにも比べて少し異質だ。

歌唱力メインのパフォーマンス、というのは語弊があるが、最後の彼のシャウトとギターとのコラボは、すごい。

他にも「Smooth Criminal」はもちろん実際に歌ってるし、聞き応えある。

前述の通りこの曲自体、1st Legではセットリストに入っていないし、Dangerous Tour、History Tourでは口パクだ。

なので、ライブで生で歌ってるのは、後にも先にもこの2nd Leg期間のみになる。

ご存知の通り、オフィシャルのCD、DVDとして、

「Live at Wembley July 16, 1988」

が発売されてからは、Bootlegの価値もある程度下がってしまったと思う。

それでも123公演にも及んだBad Tourの最終を締めくくるロサンゼルスでの公演を収めたこのBootleg CD は、オススメの1枚だ。

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