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Bootleg 日記#1
この厳しい時期と毎日の生活の中で、ふと自分の好きな音楽を聴くことを忘れていたので、これではいけないと思い、中学時代から集めていた"Bootleg CD"を思い出し、再度聞いてみた。
俗に言う"海賊版"と言う奴だが、その臨場感がたまらなく好きだった。
今日、たまたまiphoneに入れてたGeorge Harrisonの「Live in Japan」聞いたのが、そもそものきっかけでもある。
91年の12月、東京ドームでの公演を収めたCDだが、私にはこの音源は"綺麗"すぎた。ドーム独特の反響も無いし、オリジナルを聞いているようで、買った当時、初めて聞いた私には物足りなかったのをよく覚えている。(中学生だったかな) このNoteのタイトル写真にあるのも、その正規盤だ。
今もあるのかわからないが、中学生当時、親友と一緒に西新宿に行くのが、たまらなく楽しかったのを覚えてる。(何もいかがわしい店に行くわけでわない 笑)
Bootleg CD屋、もしくはオーディエンスショットの海賊版ライブビデオ店がたくさんあったからだ。
初めて買ったBootleg、というわけではないが、このGeroge Harrisonの東京ドーム公演のBootleg 盤を聞いた時は、感動だった。タイトルは
「Live @ Big Egg 1st Night」
今は単身赴任でイリノイ州に住んでるので、実際のCD は東京の実家に置いてあるから写真は撮れないが、今も持っている方はいるのかな。
東京ドームをまだBig Eggと呼んでいるところも、ちょっとグッとくる。笑
91年当時、多分、テープをこっそりドームに持ち込んで録音したにしては音源状態もいいし、臨場感もそのままだ。個人的には、"Tax Man"がこんなにかっこいい曲だなんて思わなかった。ドラムが効いててすごく良いし。
あとは何と言ってもGeorge Harrisonがインターミッションで休憩している間の、Eric Claptonのソロパートが、丸々カットされずにそのまま聴けるところだ。
もちろん正規盤の「Live in Japan」ではカットされているし、当時の私としては、そもそもEric Claptonのソロパートがライブ中盤にあることすら、知らなかった。
今日になって聞き返してみて、正直、Eric Claptonのパートの方が、Georgeよりすごい気がする。アップテンポな”Pretending”や"Badge"ももちろん良いが、"Old Love"の良さには、感動した。というか、このツアーは役割的にClaptonの方が、忙しいんじゃないかな、、笑
いろんな発見があるものだ。この当時の演奏クオリティもそうだし。直接ディスクライブすると、ちょっとダサくなるのでやめるが・・。
正規盤の「Live in Japan」は、実はCD収録に失敗していて、ドーム初日と2日目のミックスになっている、というのを、確か資料で読んだ覚えがあるが、うーん、どこの資料で読んだか思い出せない。すいません。もし同じ資料を読んでた方がいれば是非教えて欲しい。
それが理由で買ったのが、
「Live @ Big Egg 3rd Night」
ドーム公演三日目。笑
今思い返しても、よく集めたなと思う。「じゃあ三日目を聞こう」と思った自分はちょっと変態だと思うし。
この音源はこの音源で、多くの発見があって、ギターソロのアレンジの違いが顕著に出てて、比較して聴くとすごく面白い。「Live @ Big Egg 1st Night」は東京初日、ということもあってか、全体を通してすごく硬い気がする。12月1日からホールとアリーナの混成でスタートしたツアーが、ここで一気にドーム公演になるのだから、固くなるのかなと思いながら聴くと、行間を読むようで面白い。
初日と比較しても、この三日目の「Live @ Big Egg 3rd Night」は、聞いてても楽しそうだ。
しかし、ここで飽き足らず、当時の自分が買ったのが、
「Live In Peace」
12月6日の広島サンプラザ公演のCD。
まー、よく見つけてきたな、という感じ。もちろん西新宿だと思うが、当時たくさん店があったので。
たまたま見つけて、ドームとの違いを聞きたくて買ったのを覚えている。値段も3000円弱だったかな。確かBootlegにしては安かった。なので、音質は期待せずに買ったが、ホールということもあって、音がとても近いし、お客さんもすごくあったかい感じがして良かった。"アットホーム"というとまた違うが、間違いなく違うアプローチで演奏しているようにも思う。
現在ではそもそもCDを買う人も少なくなってしまったし、そんな中、最近Youtubeで見つけた音源が、初日の横浜アリーナ公演。
もしかしてCDあるのかなと、ヤフオクとかを探したが、Bootlegのボックス版?が各種出ているようで、その中にあるのかな。持っている方がいたら、教えてください。ちょっと欲しくなっちゃうな。
聴くまで知らなかったが、大きく違うのが"Fish On The Sand"と、"Love Comes to Everyone”を唯一歌っている公演であること。これには驚いた。
なんでカットしたのか。80年代ロックが下火になってきたからなのか。この2曲があると、ライブ全体にもっとPOPな感じが出る気がする。個人的には大好きだが、確かに前半はちょっと間延びするのかな、とも思う。ないほうが、Eric Claptonのパートも含め、締まる気がするし。
本人たちからしたら、意外と「めんどくせーから」とか、ぶっ飛んだ理由でカットしてる場合もあるが。
先にも述べたように、そもそもCDを買うことも少なくなってしまったし、そこからBootlegを集めている人となると、もう稀なのかなとも思うけど。
当時と、今再度聞いた時の思いを忘れないように、書き残しておいた。