554. Decline of RSV-specific antibodies during the COVID-19 pandemic
den Hartog G, van Kasteren PB, Schepp RM, et al. Decline of RSV-specific antibodies during the COVID-19 pandemic. Lancet Infect Dis. 2023 Jan;23(1):23-25. doi: 10.1016/S1473-3099(22)00763-0. Epub 2022 Dec 1. PMID: 36463892; PMCID: PMC9714975.
読もうと思って塩漬けしてあった2023年1月の記事。
オランダで行われた前向き全国調査の無作為抽出された558名の血清について、RSV罹患後のFタンパクに対するIgG抗体濃度の変化を分析。
FタンパクIgG抗体濃度は、2020年から2021年にかけて減少し(p<0.001)、年齢とともに増加した(p<0.001)。タイムポイント1(ロックダウン数カ月後)と2(最後のRSV流行から1年後)の間の減少(p<0-001)、タイムポイント2と3(ロックダウン後最初のRSV流行)の間の減少(p=0-182)と比較すると、タイムポイント1と3の間の1年間隔(p<0-001)で最も減少が大きかった。抗体の減少は、31~40歳の参加者を除くすべての年齢層で有意であった。3つのタイムポイントにおいて、71歳以上の年齢層は、1〜10歳(p=0.019)、21〜30歳(p<0.001)、31〜40歳(p=0.021)、41〜50歳(p<0.001)、51〜60歳(p=0.034)よりも高い抗体濃度を示した。期間中、ウイルスへの曝露を示す2倍以上の抗体上昇を示した9人(1.6%)はすべて30歳以上の成人で、RSV感染症の臨床報告が増加する前にIgG上昇を示した。