288. Truth in DAIR: Duration of Therapy and the Use of Quinolone/Rifampin-Based Regimens After Debridement and Implant Retention for Periprosthetic Joint Infections
Tai DBG, Berbari EF, Suh GA, et al. Truth in DAIR: Duration of Therapy and the Use of Quinolone/Rifampin-Based Regimens After Debridement and Implant Retention for Periprosthetic Joint Infections. Open Forum Infectious Diseases. 2022;9:ofac363.
247例(237人、年齢中央値 70、26%が糖尿病)のうち、人工関節感染(PJI)の73%は単一菌で、頻度の高い病原体は黄色ブドウ球菌(36%)、コアグラーゼ陰性ブドウ球菌(23%)、連鎖球菌(20%)。2例を除くすべての症例で中央値 42日間の注射抗菌薬が行われていた。また、92%の症例で中央値 2年間の経口抗菌薬投与が行われていた。5年間の累積治療失敗率(感染症再発、予定外再手術、感染症関連死亡)は28%で、注射期間と治療失敗に明らかな関連はなかった。経口薬では、90日 vs 1年を比較すると90日で失敗する可能性が高かったが、1年 vs 5年では差がなかった。経口抗菌薬で治療された135例のブドウ球菌性PJIでは、リファンピン(69%)、テトラサイクリン(34%)、フルオロキノロン(32%)、βラクタム(29%)が主な薬剤であった。リファンピンをベースとしたレジメンでは、フルオロキノロン系薬と併用しても非フルオロキノロン系薬と併用しても治療失敗に差はなかった。膝関節部PJIに対するリファンピンは、6カ月の方が3カ月投与よりも再発予防効果がみられた。
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