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617. Risk for Infection in Humans after Exposure to Birds Infected with Highly Pathogenic Avian Influenza A(H5N1) Virus, United States, 2022

Kniss K, Sumner KM, Tastad KJ, et al. Risk for Infection in Humans after Exposure to Birds Infected with Highly Pathogenic Avian Influenza A(H5N1) Virus, United States, 2022. Emerg Infect Dis. 2023;29:1215-1219.

2022年2月7日から9月3日にかけて、45の州でH5N1高病原性鳥インフルエンザ感染が発生し、数百万羽が殺処分された。CDCは症状のある鳥類取扱者に対して10日間のモニタリングを推奨。完全に監視された3658人のうち、134人がインフルエンザ様症状を呈したが、PCRでH5N1感染の証拠が得られたのは1人だけであった。無症状の曝露者を対象とした同様の(極めて小規模な)研究では、抗体の上昇は観察されなかった。

良いニュース:注意深く個人防護具を使用することで、鳥から人への感染は比較的稀であることである。
悪いニュース:野生の海鳥の羽に付着しているHPAIウイルスは現在世界中で見つかっており、哺乳類にも感染している。従って、問題はヒトからヒトへの持続的感染が起こるかどうかではなく、むしろ、いつ起こるかである。

NEJM編集部がいいこと言う。

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