448. New and Progressive Medical Conditions After Pediatric Sepsis Hospitalization Requiring Critical Care

Carlton EF, Gebremariam A, Maddux AB, et al. New and Progressive Medical Conditions After Pediatric Sepsis Hospitalization Requiring Critical Care. JAMA Pediatr. 2022 Nov 1;176(11):e223554. doi: 10.1001/jamapediatrics.2022.3554. Epub 2022 Nov 7.

小児における敗血症の後遺症データ。全国データベースを利用した敗血症または非敗血症で入院した101 511人の小児（19歳未満）のコホート研究。5150人の敗血症生存者と96361人の非敗血症による集中治療室入院生存者をマッチング。50.3％が女性、年齢中央値は敗血症コホートで9.5歳、非敗血症コホートで7歳。ICUの生存者5150人のうち、670人（13.0％）が後遺症を発症し、基礎疾患を持つ1834人のうち385人（21.0％）が基礎疾患の増悪を経験。5150人のうち998人（19.4％）が、いずれかの後遺症発症または進行を経験した。新規発症した後遺症のうち、慢性呼吸不全 4.6% vs 1.9%, OR 2.54、経管栄養依存 7.9% vs 2.7% OR 3.17、慢性腎障害 1.1% vs 0.6%, OR 1.65 は、非敗血症よりも敗血症でより高率にみられた。けいれんは敗血症でじゃ少なかった（4.6％ vs 6.0％ OR 0.77）。
基礎疾患の増悪は、経管栄養依存の進行は敗血症に多く（1.5％ vs 0.5％ OR 2.95）、てんかんの進行は少なかった（33.7％ vs 40.6％ OR 0.74）。呼吸不全の進行や慢性腎障害の進行は敗血症と非敗血症で同程度だった。

敗血症にしても、そうでなくても、ICUの後は後遺症に苦しみやすい。