332. Incidence of Kawasaki Disease Before and After the COVID-19 Pandemic in Japan: Results of the 26th Nationwide Survey, 2019 to 2020
Ae R, Makino N, Kuwabara M, et al. Incidence of Kawasaki Disease Before and After the COVID-19 Pandemic in Japan: Results of the 26th Nationwide Survey, 2019 to 2020. JAMA Pediatr. 2022. doi: 10.1001/jamapediatrics.2022.3756.
パンデミックによる川崎病への影響を調査。2019年にKDと診断された患者は合計17347人、2020年に診断された患者は11173人で35.6%減少。罹病日数の患者分布は2019年と2020年でほぼ同じで、KD発症率の減少はパンデミックによる受診の遅れとは無関係と考えられた。12ヵ月未満の KD の割合は2019 年よりも 2020 年のほうが有意に大きかった(21.6% 対 19.4% P < 0.001)。若年者のKD発症率と比較して24カ月以上の患者の発症率は、緊急事態宣言後に急速に減少した(7月に58.3%減少)が、終了後のリバウンドは速かった。一方,12カ月未満の患者における発症率は、緊急事態宣言後に緩やかに減少し、減少率は低かった(10月に40.3%減少)が、終了後のリバウンドも遅かった。
1歳未満 vs 2歳以上で川崎病の病態が違うのか、感染症罹患率にそもそもの差があるのかは、よくわからない。
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