451. US Infant Pertussis Incidence Trends Before and After Implementation of the Maternal Tetanus, Diphtheria, and Pertussis Vaccine
Skoff TH, Deng L, Bozio CH, Hariri S. US Infant Pertussis Incidence Trends Before and After Implementation of the Maternal Tetanus, Diphtheria, and Pertussis Vaccine. JAMA Pediatr. 2023 Feb 6. doi: 10.1001/jamapediatrics.2022.5689. Epub ahead of print.
コクーンからマターナルワクチンに切り替えた後の、米国における乳児百日咳発症率評価。2000年から2019年の間に1歳未満の乳児で報告された百日咳症例は合計57460例。19322例(33.6%)が2ヵ月未満の乳児。
マターナルワクチン接種開始前の期間では、年間の百日咳発症率は2か月未満の乳児で変化なし(P = 0.28)、6か月から12か月未満の乳児でわずかに増加(P = 0.01)。母体へのTdap接種前の期間では,2つの年齢層の発生率の差に変化なし(P = 0.97)。
マターナルワクチン接種後の期間では、生後2カ月未満の乳児の発生率は減少(P = 0.001)。生後6カ月から12カ月未満の乳児では発生率に変化なし(P = 0.29)。2つの年齢群の発生率の差は、母親のTdapワクチン接種後の期間に有意に減少した(P < 0.001)。百日咳の発生率の差はTdapワクチン接種前と接種後で有意な変化があった(P = 0.01)。
マタワク作戦、とりあえずは成功のよう。