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740. Progression From Presymptomatic to Clinical Type 1 Diabetes After COVID-19 Infection

Friedl N, Sporreiter M, Winkler C, et al. Progression From Presymptomatic to Clinical Type 1 Diabetes After COVID-19 Infection. JAMA. 2024 Jul 15:e2411174. doi: 10.1001/jama.2024.11174.

COVID-19と1型糖尿病発症率および膵島自己免疫の発症が小児において関係するか? 🇩🇪

無症候性1型糖尿病が同定された591人の青少年のうち、509人(年齢中央値4.1歳)が追跡調査の対象となった。このうち358人は2020年3月1日以前(パンデミック前)に、396人は2020年3月1日以降(パンデミック後)に調査を受けた。1型糖尿病は、パンデミック前に57人、パンデミック後に113人発症した。臨床的な1型糖尿病の発症率は、パンデミック前では100人年当たり6.4(95%CI: 4.9-8.2)、パンデミック後では12.1(95%CI: 10.1-14.4)であり、発症比は1.9でパンデミック後で有意に高かった。パンデミック後に追跡調査された396人の参加者のうち、353人がCOVID-19に感染したかどうかの情報があり、236人がCOVID-19感染者であった。パンデミック後の1型糖尿病の発症率は、参加者がCOVID-19陰性であったときは8.6(95%CI 6.2-11.7)で、COVID-19感染者は14.0(95%CI 9.9-19.2)であった。発症率は、感染が報告された参加者では15.3(95%CI 8.7-25.1)、抗体測定のみに基づくCOVID-19感染の証拠では13.7(95%CI 8.9-20.4)であった。

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