734. Severe Acute Liver Injury After Hepatotoxic Medication Initiation in Real-World Data
Torgersen J, Mezochow AK, Newcomb CW, Carbonari DM, Hennessy S, Rentsch CT, Park LS, Tate JP, Bräu N, Bhattacharya D, Lim JK, Mezzacappa C, Njei B, Roy JA, Taddei TH, Justice AC, Lo Re V 3rd. Severe Acute Liver Injury After Hepatotoxic Medication Initiation in Real-World Data. JAMA Intern Med. 2024 Jun 24:e241836. doi: 10.1001/jamainternmed.2024.1836.
ビッグデータで肝障害を起こす可能性のある薬剤をレビュー。外来患者、肝胆道疾患の既往がない患者が対象。米国退役軍人省(VA)データ。定義はALT 120U/L以上+総ビリルビン 2.0mg/dL以上、または、1.5倍以上+総ビリルビン値が2.0mg/dL以上。194薬剤、7,899,888人の患者を対象とし、肝障害の発生率は1万人年あたり0件(カンデサルタン、ミノサイクリン)から86.4件(スタブジン)まであった。スタブジン、エルロチニブ、レナリドミド、サリドマイド、クロルプロマジン、メトロニダゾール、プロクロルペラジン、イソニアジドが10. 0件/10,000人年以上、モキシフロキサシン、アザチオプリン、レボフロキサシン、クラリスロマイシン、ケトコナゾール、フルコナゾール、カプトプリル、アモキシシリンクラブラン酸、スルファメトキサゾールトリメトプリム、シプロフロキサシンが5.0~9.9件/10,000人年であった。重篤なALIの発生率が高かったこれら17の薬剤のうち、11薬剤(64%)は肝毒性の高いカテゴリーには含まれていなかった。
ミノサイクリン、肝障害ないんだ。
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