283. Respiratory syncytial virus prevention within reach: the vaccine and monoclonal antibody landscape
Mazur NI, Terstappen J, Baral R, et al. Respiratory syncytial virus prevention within reach: the vaccine and monoclonal antibody landscape. Lancet Infect Dis. 2022;S1473-3099(22)00291-2.
RSウイルスは、乳幼児死亡の2番目に多い原因で、高齢者(60歳以上)の罹患率と死亡率でも大きな負担を負っている。現在、33のRSウイルス予防薬候補があり、組換えベクターワクチン、サブユニットワクチン、粒子ベースワクチン、弱毒生ワクチン、キメラワクチン、核酸ワクチン、およびモノクローナル抗体の6種類のアプローチがある。現在、9つの候補が第3相臨床試験段階にある。すべての乳幼児を対象とした半減期が延長されたモノクローナル抗体は、高所得国での承認まで1年以内(2022年8月以降)となりそう。6ヶ月以上の高齢者向けには、弱毒生ワクチンの開発が進められている。サブユニットワクチンは乳児を守るために妊婦を対象とした後期臨床試験中で、ウイルスベクターワクチン、サブユニットワクチン、核酸ワクチンは高齢者を対象に開発中。次のステップは、ワクチンを世界的に入手しやすくすること。