581. Low-Carb Breakfast Key to Lower Glucose Variability in T2D?
https://www.medscape.com/viewarticle/992946
Low-Carb Breakfast Key to Lower Glucose Variability in T2D? - Medscape - Jun 08, 2023.
低炭水化物、高脂肪の朝食が、標準的な低脂肪の対照朝食と比較して、2型糖尿病患者の血糖コントロールを改善するかどうかを検討。
2型糖尿病患者は、朝はインスリン抵抗性が高く、耐糖能が低いが、ほとんどの食事ガイドラインに沿った低脂肪、高炭水化物の食事を摂ることを推奨している。研究者らは、低炭水化物の朝食を摂ることが、低脂肪の朝食と比較して、これを緩和する簡単な方法ではないかと考えた。参加者の平均年齢は64歳で、53%が女性であった。平均体重は93kg、BMIは32kg/m2、HbA1cは7.0%。カナダとオーストラリアの管理栄養士が、それぞれ8~10種類の低炭水化物朝食のレシピ/メニューを考案し、同数の対照(低脂肪)朝食のレシピ/メニューも考案した。各レシピのカロリーは約450kcalで、付録1Aおよび1Bに掲載されている。低炭水化物朝食は、約25gのタンパク質、8gの炭水化物、37gの脂肪を含んでいる。(例えば、ほうれん草入りの卵3個のオムレツ)。対照(低脂肪)レシピはそれぞれ、約20gのタンパク質、56gの炭水化物、15gの脂肪を含んでおり、例えば、小さなブルーベリーマフィンとギリシャヨーグルト。
主要アウトカムである12週終了時のHbA1cの変化には、両群で有意差はみられなかった。平均HbA1cは介入群で0.3%減少、対照群で0.1%減少。副次的アウトカムでは12週時点で体重とBMIはそれぞれ約1%減少し、ウエスト周囲径は各群とも約2.5cm減少。空腹感、満腹感、身体活動についても両群間に有意差はなかった。
24時間CGMのデータでは、低炭水化物朝食介入群の参加者は対照群の参加者に比べて、平均グルコース、最大グルコース、血糖変動、および範囲以上の時間がすべて有意に低かった(すべてP<0.05)。正常範囲内の時間も、介入群の参加者で有意に高かった(P < 0.05)。
面白いけど、主要アウトカム満たしてない時点で微妙な結果・・・。
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