見出し画像

726. Effectiveness and impact of universal prophylaxis with nirsevimab in infants against hospitalisation for respiratory syncytial virus in Galicia, Spain: initial results of a population-based longitudinal study

Ares-Gómez S, Mallah N, Santiago-Pérez MI, et al. Effectiveness and impact of universal prophylaxis with nirsevimab in infants against hospitalisation for respiratory syncytial virus in Galicia, Spain: initial results of a population-based longitudinal study. Lancet Infect Dis. 2024 Apr 30:S1473-3099(24)00215-9. doi: 10.1016/S1473-3099(24)00215-9. Epub ahead of print. Erratum in: Lancet Infect Dis. 2024 May 23:S1473-3099(24)00355-4. doi: 10.1016/S1473-3099(24)00355-4.

スペインはガリシア州で行われた2023〜24年のニルセビマブキャンペーン結果。キャンペーンの対象は、①キャンペーン期間中に生まれた乳児(季節グループ)②キャンペーン開始時に6ヵ月未満の乳児(キャッチアップグループ)、③キャンペーン開始時にハイリスク因子を有する6~24ヵ月の乳児(ハイリスクグループ)の3グループ。季節性グループの乳児は、生まれた日に接種。
ニルセビマブは、キャッチアップグループで6919例中6220例(89.9%)、季節グループで3340例中3188例(95.4%)、ハイリスクグループでは360例中348例(97%)に投与された。キャッチアップグループと季節グループを合わせると、ニルセビマブ投与群で0.3%、ニルセビマブ非投与群で1.9%がRSVによる下気道感染症で入院し、有効率は82.0%であった。酸素吸入を必要とする重症下気道感染症に対する有効率は86.9%、RSウイルス以外も含んだ下気道感染症全般に対する有効率は69.2%、すべての入院に対する有効性は66.2%であった。RSV 下気道感染症による入院は89.8%減少し、RSVによる下気道感染症を1回回避するために必要な予防接種数は25であった。重篤な有害事象は登録されなかった。

ビバ、ニルセビマブ。

いいなと思ったら応援しよう!