534. Rich Nations Must Do More to Fight Pandemics: WHO Draft Treaty

https://www.medscape.com/viewarticle/992329

Rich Nations Must Do More to Fight Pandemics: WHO

世界保健機関（WHO）で交渉中の条約の新しい草案によると、より多くの「能力と資源」を持つ裕福な国々は、世界的な健康の脅威に対する準備と対応に相応の責任を負うべきだとしている。この条約は、WHOの加盟国が交渉している法的拘束力のある協定で、国際社会が世界中でCOVID-19と公平に戦うための「壊滅的な失敗」に対処することを目的としている。COVID-19は、2019年末に中国で出現して以来、約700万人が死亡し、世界経済を混乱させ、地域社会を荒廃させ、7億5千万人以上の感染が報告されている。ジュネーブで開催されたWHOの年次総会の傍らで、米国保健福祉長官ザビエル・ベセラは、各国が現在の交渉スケジュールを守り、来年の同会議で協定を採択するだろうと発言した。ワシントンは当初、法的拘束力のある協定に難色を示しており、今でも一部の共和党議員は反対運動を続けている。火曜日に加盟国と非政府組織に送られた42ページの文書は、以前のバージョンに対する全加盟国からの提案に基づいて作成されたものである。各国は、今後の交渉で、責任に関する部分を含む、多くの文章を削除できるオプションを持っている。

次の交渉は6月に行われる。知的財産権や、緊急時にWHOが貧しい国に配布する検査、治療、ワクチンの20％を確保することなど、以前の草案で物議を醸した条項は、新しい草案にも残っているが、削除される可能性もある。COVID-19では、パンデミック対策に関するこのような規定は存在しなかった。製薬会社が政府との取引の詳細を公表することを義務づける以前の草案の条項は、削除されたようである。ちなみに、この文書は「パンデミック」を、広がりやすく、危険で、保健システムを圧倒し、国際的な調整を必要とする「病原体または変種」の世界的な広がりと定義している。