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190. Oral Tebipenem Pivoxil Hydrobromide in Complicated Urinary Tract Infection

Eckburg PB, Muir L, Critchley IA, et al. Oral Tebipenem Pivoxil Hydrobromide in Complicated Urinary Tract Infection. N Engl J Med. 2022;386: 1327-38.

オラペネム(テビペネム)で肺炎じゃなくて複雑性尿路感染症の治験をしようぜという、至極真っ当な試み。こんな形でテビペネムが脚光を浴びるのは嬉しいが、まあ、さらに不適切利用されてしまう可能性も・・・。
デザインは、テビペネム vs エルタペネム。腎盂腎炎または複雑性尿感染症に対して、双方、7~10日間(菌血症では最大14日間)投与。微生物学的治癒はテビペネムで264/449(58.8%)、エルタペネムで258/419(61.6%)。臨床的治癒は、テビペネムで93.1%、エルタペネムで93.6%。副作用に有意差なし(下痢、頭痛が多かった)。

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