50歳過ぎてFMラジオパーソナリティに挑戦してみた
人生最大の覚悟を持ってサラリーマンから独立して来月で10周年を迎えます。
おかげ様で、独立当初想定していたことを大きく超えた活動をさせて頂けるようになりました。継続的に多様なクライアントの課題解決や期待にお応えする中で、自分のスキルも自然と高まっている(広まる?)感覚もあります。
一方で、50歳を過ぎた頃から、これまでの延長線”だけ”ではなく、既定路線とは異なる何かに触手を広げることにも関心が出てきました。
触手の方向は、自分の外側だけでなく、内側(内面)にも向けています。
体力、集中力がそれなりに必要な今の仕事も、少しずつペースダウンしつつ、空いた時間の中で新しい何かが掴めたら、と考えながらこれまでも色々とチャレンジしてきました(ほとんど全て今でも継続しています)。
「新しいこと」とはいっても、20代、30代の時のように、マスターするのに膨大な時間と体力が必要となることはこの歳においてはなかなか難しい状況です。
一番手っ取り早く確実に形にできるのは、
「今の本業をベースに活用し、何か少し視点をずらしたもの」
なのですが、それでは新たな「チャレンジ」としての要素が薄まってしまうのです。
そこでたまたま目に留まったのが、「コミュニティFM」のパーソナリティでした。
一定期間の講習(訓練)を受けて合格すればデビューでき、地域的にも生まれ育った厚木市を含む神奈川県央地域という馴染みのあるコミュニティを対象としたラジオ局でのパーソナリティを募集していたのがきっかけです。
半年以上の期間、実践訓練を積んで8月にデビューさせて頂きました。
もちろん色々難しいポイントがたくさんあります。そして奥が深いです。
でもそれらを一つ一つクリアーしていくことや、全く違う世界の方たちに新しいことを教えてもらえるのは本当に新鮮で刺激的です(本業では指導はしても、誰かに指導されることはないので)。
一応お金も頂いてやっているので、プロとしての新たな肩書が一つ増えたことになります。
「話す」ということは本業と共通ですが、本業での
「XX時間相手の顔や反応を見ながら」
「自分のメインである内容(コンテンツ)を伝え、成果を出す」
のと、情報番組のラジオ生放送での
「コンテンツではなく、純粋に話すことで勝負」
「秒単位での反射的対応が必要」
とでは、求められるものがかなり違います(一部共通するところもあり、本業で培った部分を使えるところは活かしています)。
すなわち、僕が求めていた「新たな挑戦」の場にちょうど良くなった訳です。なので、まだまだクリアーすべきポイントはたくさんあります。
今でも日常的には本業を営んでいるため、他のパーソナリティのように、毎週決まった曜日を担当するレギュラーとしてではなく、敢えて「レギュラーパーソナリティの代理、代打で」の準レギュラーとしての出演をメインにさせて頂いています。(とはいえ今のところちょこちょこ機会があります)
もう少し慣れてくると、自分の個性やアレンジが徐々に加えられるのだと思いますが、今のところは、「まずは型通り」にやることで精いっぱいです。
このあと、どのように自分の気持ちややり方に変化が出てくるのか、楽しみではあります。
いずれにせよ現時点で確認できた重要なことは、
新しいことをやろうとすると、まずは自分で動いてみないときっかけが掴みにくい、ということ。そしてそのきっかけを得る機会の多さと、得た場合にモノにできる時間と体力は有限であるということ。
でしょうかね。
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