【メキシコ人】が一番多く訴えてくる症状
Hola!
日本で働いている時に患者さんが鍼灸院に来られる中で、一番多く訴えてこられていた症状は「肩こり・腰痛」でした。
東洋医学専門の治療院だったということもあり、それ以外の内科的症状でもけっこうこられていましたが、やはりまだ鍼灸といえば肩こりや腰痛といったイメージでしょうか。(日本では顔面神経麻痺、逆流性食道炎、胃酸過多症、空気呑気症、慢性蕁麻疹などの患者さんが来られていました)
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しかしここメキシコでは、日本ではまず病院に行きそうな内科的な症状でも、いきなり鍼灸を受けに来ます。(ちなみに日本では鍼灸は最後の方に選ばれる治療法で、「暗い・怖い・痛そう」など三重苦のイメージがあるようです。手術の前に来られる方が多いので病はけっこう進行した状態でみなさん来院されていました。)
本日はタイトルに書いてあるように、メキシコ人がもっとも多く訴えてくる症状について書いていこうと思います。
1.メキシコの有名な○○○と関係あり?
メキシコで診療しているなかで患者さんがもっとも多く訴えてこられる症状は・・・
ズバリ、Gastritis(ガストリティス)=【慢性胃炎】です。
そうなんです、日本では肩こり〜みたいなイメージがありますが、ここメキシコでは胃炎がけっこうな割合でこられます。
そのほかにも胃腸関係の症状ですと、逆流性食道炎・胃酸過多症・腹部膨満感なども多いですが、慢性胃炎が圧倒的に多いような印象です。
これは僕の勝手な考察ですが、一般に胃炎といえばストレスや食生活の乱れが原因だといわれています。しかしここはメキシコ!そう、メキシコ人はとにかくどんな料理にも「サルサ」をかけるのです。(サルサとはタコスなどにかける唐辛子から作った辛いソースのことです。ちなみに僕は辛いのはまったく食べれません)
一般的にサルサは別に用意されているので、好みの量をかけるというスタイルです。
ちなみにメキシコ人に「これ辛くない?」と聞くと、ほぼ100%の確率で「辛くないよ!」と言います。しかしこれは嘘で、辛くないよの前に「(ぼく/私にとっては)〜〜」が隠れていますので、メキシコに旅行される方で、辛いのが苦手な方は気をつけてください。あるあるです)
2.メキシコの有名な○○ー○も関係あり??
さきほどは胃炎になる原因がサルサと関係あるのではないか。とのことでしたが、つぎはメキシコで有名な【テキーラ】についてです。
テキーラはアガベ(竜舌蘭)という植物からとれるお酒で、メキシコ=テキーラですよね。(ちなみにメキシコの地方にテキーラ村というところがあって、そこで作られているものなのでその名前がついているみたいです。シャンパン村のような感じですね。ちなみにタバスコ州もメキシコにあります。)
最近はコロナの影響でそこまでないですが、以前住んでいた時は毎週末どこかしらの家でフィエスタ(パーティー)があって、メキシコ人は必ずテキーラを飲んでいました。
バーに飲みに行ってもみな当たり前のようにテキーラを飲んでいて、ぼくはそこまでお酒が強くないので眺めていましたが、けっこうぐいぐい飲んでいました。
50度近くあるお酒なので飲み過ぎはやはり胃やその他の内臓に負担がきますね・・・。
しかしメキシコのフィエスタにはテキーラは欠かせません!
楽しく、ほどほどに美味しいお酒をいただきたいですね。
3.吐腹は三里に留む
「おくのほそ道」の中で、松尾芭蕉は足の三里にお灸を据えたと書かれています。
足の三里とは足の胃経というところに位置する、ツボ界の中でもかなり有名なツボです。
一般的には胃の調子を整えたりするのですが、芭蕉さんは「ここにお灸をすると三里歩ける」と言っていたように、ここにお灸をして長旅の疲れを癒しながらまわっていたのだと思います。
またアフリカなどでは医療が届かない場所でお灸を用いることによって、免疫力があがったと言われています。その中でもこの足三里はさまざまな効果があるツボとして有名です。
免疫力が大事になってくるこの時期、みなさんもこの足三里にお灸をして健康な生活を送ってみてはいかがでしょうか。
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