JAL新たな挑戦
こんにちは。いわもとです。
このコロナ渦で大打撃を受けた航空業界。
その代表の一角ともいえるJALですが、そのJALの現社長「赤坂社長」がこれからの経営方針について語った記事がありましたのでご紹介したいと思います。
さて、この苦境を赤坂社長はどう回復へ転換させるのでしょうか。
赤坂社長いわく、大きく戦略としては2つあるそうです。
1つは「新しいLCC(格安航空会社)の戦略」
さらにもう一つが「この先のCO2(二酸化炭素)排出量削減の取り組み」だそうです。
また、今回はJALがLCCに力を入れることについて考えてみようと思います。
JALも今回のコロナ渦で大きな打撃を受けています。ただ、6月後半に入り回復の兆しを見出しています。
では、赤坂社長のいう1つ目のLCC強化の狙いはなんなのでしょうか?
これまでのJALでは、手厚いサービスが売りでした。それをLCCを強化していく理由は、このコロナの影響によりこれまでのフルサービスの事業ではマッチしていない状況になってきてました。
どいうことかというと、ビジネスにおいて移動による感染のリスクを避けたいう考えやそれに伴うリモートワークの浸透で、対面の必要性が特にビジネスにおいて下がってきたということです。一方で実際に人に会う価値も改めて見直され、観光や訪問需要に表れています。
つまり、ニーズが変化しているということです。
そこでこの環境で必要とされているのは、低価格で移動することだけを志向されるお客様に合わせたサービスをこれからは提供することであるとJALは考えたということです。
では、この事業転換に効果は期待できるのか?
つまりは、収益の確保ができるのかということですが、LCCはフルサービスキャリアに比べると航空運賃が安い分、利益率も低いです。
ですが、LCCでは1機あたりの座席数が多く、一度の移動でたくさん利用者に利用することができます。
また、サービスを減らすことにより人権コストなどのフルサービスにかけているコストを削減することができるので総合コストとしては、フルサービスよりも収益率を上げられる可能性が高いと考えられるという見通しのようです。
また、フルサービスとお客を取り合うような状況にはならないのかということもありますが、さまざまなデータを見ると、フルサービスのお客様とLCCに乗られるお客様は全くマーケットが別とのことです。
そのため、そういった心配はないそうです。
これらを踏まえてLCCに力を入れることで業績の回復させることができると踏んでいるようです。
この経営方針を聞いて、経営をしていくうえで今ある成功してきた事業にずっと頼るのではなく、いろんな状況の変化に対応してそれにあった変化をしていく必要があるのだと考えさせられました。
そうやって時代の変化に合わせて変化していく企業が長く成長し続けるのだと思いました。
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