新入社員の自己紹介を聞いて思ったこと

私はここ半年くらいで自分にとって重要な価値観に気づきました。

言葉はその人を表し、周囲に影響を与える

言葉だけではないですが、その人から出るもの全てがその人そのものを表していると強く感じます。特に言葉の影響は大きく、その人がどのような言葉を発するかで自分の人生にとってプラスになるかマイナスになるかを判断して無意識に人間関係を選択していると気づきました。

当たり前ですが、ポジティブな言葉が多い人は一緒に居るメリット(=自分の人生が豊かになる)があると思うので一緒に居たいと思いますし、ネガティブな言葉が多い人は距離を置こうとします。
今思い返せば自分が一緒に居たいと思える人や尊敬している人はみんなこんな感じだったと思います。
(人生で一番最初に付き合った彼女は長所がポジティブなところ、短所がポジティブすぎるところと何かのプロフィールに書いていました。笑)

あと、母親とほぼ毎日LINEをしているのですが、失敗した~みたいな話をしてもいつも何かいい感じのフォローをしてくれます。自分もできるだけネガティブ発言をせず、ポジティブ発言をするように気をつけようと思います。
あと、たまに言われるのですが、仕事中の眼光が鋭いようなのでできるだけ笑顔を見せるように意識しています。特に最近はWeb会議でカメラをONにすることが多いので意識的にニコニコするようにしています。笑

新入社員の自己紹介

本日、私が所属している会社にも10名くらい新入社員が入りました。新入社員の自己紹介でネガティブなことを言う人は当然いないのですが、自己紹介を聞いていてちょっと気になる言葉がいくつかありました。

「まだまだ何も分からず未熟ではありますが...」
「ご迷惑をおかけすることもありますが...」

こういう言葉をこういう場でよく聞くことがあると思います。しかし、はっきり言います。私はこういう言葉が大嫌いです。

嫌いポイント①:保険をかけているような感じがする
言ってる人は絶対そんなことを思っていないと思いますが、こういう言葉は自分の中で許されるような逃げの理由を作っているように聞こえるんですよね。仕事上でもこういう言葉ってあると思います。例えば「具体的なことは考えてないですけど...」とか「自分が言ってもどうしようもないけど...」とかそういうやつです。

嫌いポイント②:よくある言い回しで自分の言葉に感じない
こういう定型的な言い回しほど自分の言葉という感じがしないので嫌いです。「ご指導ご鞭撻のほど...」とか本当にご指導されたいと思って言ってます?笑
自分の人間性(ご指導ご鞭撻のほどとか日常会話で言う人ではないはず笑)や思考に反するような言葉を思考停止で言っている感があってこういう言葉はどうも好きになれないです。

こういう思いが自分の中で無意識にあってか、自分は保険をかけたり必要以上に自分を卑下したりせず、自分の言葉でしっかり話すということを大切にしている気がしました。

あと、こういう場は自分のことを知ってもらえる機会なので印象に残ることが大事かなと思いました。嫌いポイント②にも関連しますが、よく聞く言い回ししか言わない人は何も印象に残らないので非常にもったいないと思います。
今日も10人くらい自己紹介がありますが、私が覚えているのは「大学時代の研究でBTSが有名になった理由を、嵐が有名になる過程と比較して考察することをやっていました」的なことを言っていた人がいたくらいです。他の人は正直顔や何を言ったかもほとんど覚えていません。この人は自分の周りの人もみんな「BTSの人」と言って認知していましたし、他の人よりこの時点で一歩リードしたなと感じました。
ちなみに私が人生で一番衝撃を受けた自己紹介は、大学1年の最初の全員がみんなの前でする自己紹介で何の脈絡もなく突然「好きな調味料はポン酢です。」とだけ言った人です。笑
この人はこの時点で「何かすごい人」と一目置かれるようになりましたし、その瞬間、誰からもポン酢と呼ばれるようになりました。あれは本当に戦略的な自己紹介だったと思います。何より自分の中では一生忘れない人生最高の自己紹介でした。

そんな感じで、私はみんなの前で発言できる場というのは基本的には自分が主役のエンターテインメントだと思っているので、その場でいかに自分を出して他人の印象に残れるかという部分を考えていきたいと改めて思いました。今日は新入社員のみなさんからそのような気づきをもらいました。

ではでは。

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