己(おのれ)
高校サッカー選手権終了。準決勝敗退。
俺の憧れの選手権が終わり、夢の舞台に立てなかった。
試合終了の笛がなった瞬間に、また「自分の弱さ」を実感させられた。中学の高円宮杯も、グロイエンもクラブユースもインターハイも。全部「自分の弱さ」。ここぞって時に勝てない自分。おれは未熟者だ。こんなんでプロになれんのか。もっともっとほかの「なにか」が必要。その「なにか」を見つけることが重要。そしてそれを大学の舞台で表現し、圧倒する。それが出来たら「自分の弱さ」を変えられるはず。
「おまえは底辺からのしあがってきたんやぞ」
「そんなおまえを誇りに思う」って。
痺れた。
1番近くで見てくれて、一緒に練習して、感謝の気持ちでいっぱい。俺をここまで育ててくれた。
俺は周りの人に恵まれている人生を歩んできた。
中学も高校も最高の仲間と出会い、涙や汗を共に流してきた。そんな仲間ともうすぐで終わりと思うと悲しい気持ちが強い反面、大学では絶対に負けないと思うようになった。
新たな挑戦がスタートする。
成し遂げる。
情熱。意志力。反骨心。
絶対にやれる。それが自分の中にあるからなにがあってもブレない。
誰よりも強くなる。
この経験が素晴らしい物になったと言える日が来るはず。
変えられるのは自分自身が生み出す結果だけ。
やらなければならない。
常識を変えないといけない。
圧倒的にならないといけない。
本物の強さを身につけないといけない。
泥臭くてもやらないといけない。
悔しい思いをしながら強くなりながら這い上がったらなんの問題もない。そんな人生は宝物。
“意志力という灼熱の槍はどんな壁をも貫く”
“コツコツが勝つコツ”