【記事引用企画】コロナ感染者推移/これからの生活
本日は、最近増加傾向にあるコロナ感染者推移の指標として注目されている「K値」と、それらが用いられているデータ分析サイト、そしてこれからの生活について 記事を引用させていただきながらお話したいと思います。
*****
K 値
最近ニュースを見ますと、感染者の増加率が高くなっている…という話を聞くかと思います。
では、感染者増加率は現在何で評価されているのか。 という疑問にぶち当たる訳ですが、大阪大学教授 中野貴志氏によって考案された《K値》という指標が今現在注目を浴びています。
K値の式や特徴について、つらつらと書いていたのですが…
なんと!noteにとてもしっかりとまとめてくださっている先生がいらっしゃいました!!!
なので、Delete ALL…(私の通勤時間の頑張りが…涙)。
気を取り直して、大阪大学の安田先生の記事をご紹介させていただきたいと思います。
…ご理解いただけましたでしょうか?
正直、この記事を読んでいただければ特別コメントすることないんです…。笑
このリンク記事の下部に貼ってある、基礎的なところにフォーカスした記事も併せてご覧いただければ、もうあなたもドクターKに成れること間違いなし!って感じですね。
と、いうことで、このK値を確認できるサイトのご紹介に移ります!
札幌医科大学医学部 附属フロンティア医学研究所 ゲノム医科学部門が公開しているチャートを利用して見てみましょう。
緊急事態宣言が発令されてから、K値は減少の一途をたどっていき、緊急事態宣言が明けた6月中旬までは、ほぼ横ばいで推移しておりました。
そして、中旬を境に、K値は再度増大し始めます。
現在は…というと、緊急事態宣言が発令される前のレベルまで上がってきています。
だからと言って、すぐに緊急事態宣言を!!と、政府がなっていない理由には以下が挙げられます(そもそも第一波の時もなっていませんでしたが…👀)。
・若者の感染が目立ち、無症状感染者が多いことから入院適応になる患者は4月に比べて多くなく、医療現場が逼迫している訳ではない
・重症化患者・死者が少ない
・陽性率が非常に高い訳ではない(要するに、検査数Nが増えたから感染者が増えている)
・経済が優先《Go to Travel(Trouble??)》
そして、実際にこれらのデータをチャートで見ることのできるサイトをご紹介いたします。
そう、これを見て頂ければわかるように、4月の緊急事態宣言が出た当時とは、置かれている状況が異なるのです。
では、我々はどうすべきか??
見かけ上の感染者数が多くなったからと言って、右往左往するのはナンセンスです。
じゃぁ、コロナって何なのよ。
ということで、とても飲み込みやすい表現をされている先生の記事を拝読致しましたので、是非皆様に共有したいと思います。
私が小児医療の活動を通してコンタクトを取らせて頂いた先生なんですが、なんと!私の大好きなMr.childrenを同じく溺愛する、とても笑顔の素敵な小児科の先生なんです!!
では、ドクチル先生の記事を下記にご紹介致します★
いかがでしたでしょうか??
感染症というのはいわゆる”風邪”の様な重症化リスクの低いものもあれば、エボラ出血熱やSARSの様な致死率の高い非常に危険な感染症もあります。前者はたくさんの人が毎年の様に罹患して自然に治癒しますが実はこれだって重症化することは稀ながらあります。一方で、致死率の高い感染症はその重篤度のため(宿主を殺してしまったり、その行動を制限するため)、多くの方に伝染する機会が少なくなります。新型コロナウイルスはどちらなのでしょうか?
現在の状況を見れば、前者(風邪)よりなのではないかと思います。伝染力が比較的強く、不顕性感染者(無症状の感染者)も多い。致死率も感冒程とは言いませんが、SARSやMERSと比較して圧倒的に低い。多くの方が感染する状況が整っている訳です。これを完全に抑え込みにかかろうとするのは正直至難の業です。勿論、皆が自宅に籠り、他者との交流を完全になくせば伝染は起こりにくくなるでしょう。ただ、完全に抑え込むことができるでしょうか?実際問題、感染者は医療機関にかかり、入院もします。そこで医療者にも感染します。決してゼロにはならず、そこから再び軽症者、不顕性感染者を通じて少しずつですが広がっていきます。ゼロにならなければ、今回の様に自粛を解除すれば更なる広がりを見せるのは自明です(伝染力が比較的強いんですから)。
全くの同意見です。
一方では、冬には感染症が流行するから緊急事態宣言は避けられない!
とか
南米でコロナが猛威を振るっているのは冬だからだ
とか意見が挙がっていますが、ドクチル先生は現在冬のオーストラリアにおいて、感染者が増加傾向にはあるものの、死者は非常に少ないデータであることにも触れておられます。
もちろん、どの意見も、憶測の域を脱することはありません。
人類初めての経験ですから。
ただ、ドクチル先生の仰る通り、事実として今言えることは、
少なくとも本邦においては、当初の様な(中国、ヨーロッパ、アメリカ)脅威には現状なってはいないということ。
そして、感染者数のみを大々的に取り上げてメディアが警戒を煽るのは違うのでは?ということです。
気を緩めるのは時期尚早ですが、何度も繰り返し言います。
みんながやれる基本的なことを継続して取り組みましょう。
*****
本記事は、大阪大学の安田先生。そして、小児科医であるDr. Children 先生の記事を引用させていただきました。
noteは本当に素敵な記事で溢れていて、これからは定期的に本日みたいな【記事引用企画】をやってみようと思います!
皆さんの素敵な投稿が当ラボのフォロワーの方々に少しでも届きますように!
今後とも宜しくお願い致します!