第95回【安定という不安定】-強い人間力を創る

現代社会は「安定」を求めると
「不安定」になる時代です。

「安定」とは具体的にどういう状態でしょう?

1.激しい変化がなく,物事が落ち着いた
  状態にあること

2.物理・化学
  物体・物質に少々の変化を与えても
  もとの状態にもどろう,またはもとの
  状態を保とうとする性質を示すこと

人間の本能(扁桃体さん)的には2が,
「安定」を求める心理かと思います。

コロナ禍を含めて,VUCAの時代においては
「もとの状態を保とう」とすると
「もとの状態以下」に落ちていきます。

現状維持は「後退」を意味するんです。

一番わかりやすい例が「定年延長」と
「役職定年」です。

会社という「安定を保証してくれる」
「箱」の中に,ずっと居ていいよ
という制度です。

でも,安定と引き換えに「収入」は
激減します。

そうすると,生活は「不安定」に
なります。

精神的にも,それまで「指示・命令」
していた部下が上司になったりして
「プライド」が傷つきます。

「箱」自体も不安定な時代です。

「自分の会社は大丈夫だろう」と
いくら自分に言い聞かせても
「潰れる時は潰れます。」

「リストラ」「早期退職」の宣告も
突然来ます。

60歳を過ぎて「転職」しようとしても
だいたい人手不足の業界です。

「介護」関係だったり「警備」の仕事
だったり。

収入は,会社に残るより少しは多いかも
知れませんが,労働環境は「過酷」です。

会社で管理職をやっていて「指示」する
ことしか出来ない,それに慣れた人には
とてもじゃありませんが,務まらない。

安定を求めると「不安定になる」という
理屈です。

安定しなくなったのは
実は「定年後」なんですよ。

不安定な状態は「自分らしく生きる」
ことを阻害する最大の要因です。

僕が
「自分らしく,経済的に自立して
 生きていく」
ことをミッションにしているのは
こういう理由からです。

人生100年時代を「軽やかに」
生きていくには,自分で稼ぎ続ける
ことが必要です。

不測の「不安定」が目の前に
あらわれてからでは,遅いです。

会社員で収入が「安定」している時から
準備していないと不測の事態には
対応出来ません。

準備を先延ばしにしていると
どうなるか?

結果「自分らしくない」「楽しくない」
人生を過ごすことになります。

退職金も有効に「成長」に投資するのが
賢明な選択です。

「安定」を求めるのは
もうやめましょう。

さて,今日の質問です。

自分だけは大丈夫と思ってませんか?

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#まずは自分史作ろう
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