第123回【誰がビジネスターゲット?】-強い人間力を創る

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ビジネスを考える時には
対象になるお客様を

「できるだけ具体的にしてみる」

ことが,うまくいくコツです。

マーケティング業界界隈では

「ターゲット解像度を高くする」

とか

「ペルソナを設定する」

などとも言われます。

要するに,ターゲットが「ぼんやり」
していると

一見「多くの人」に受け入れてもらえる
「気が」します。

でも,そうじゃないんですよね。

商品やサービスには

「これは自分向け」

だ。

という,ピンポイントで刺さるものが
売れます。

この「自分」の定義を,かなり細かく
設定しても,対象となる人は
「かなりいます」

抱えている悩みや解決したい課題などで
設定するのが良いです。

広告業界でよく使われてきたのは

「性別・年齢別・年収・居住地・趣味」
など「データ」をもとにしたものです。

しかし,ライフスタイルが多様化した
現代社会では,従来のやり方では
効果があまり出なくなってきています。

そこで登場したのが

「ファンベース・ビジネス」

なんですね。

感情的価値に「共感」してくれる人
に「絞って」ビジネスを展開します。

ではビジネスを設計する際に

「できるだけ具体的にしてみる」

にはどうしたらいいでしょう?

答は

「自分をお客様にして設計する」

やり方が一つです。

◎自分なら買うのか?

◎自分向けの商品になっているのか?

◎この内容が欲しいか?

◎自分は「ありがとう!」と言うか?

などを検証してみましょう。

感情的価値は,そもそも

「あなた自身」

ですよね。

ですから,一番あなたに「共感」している
のは,「あなた」ではありませんか?

「共感してくれる人」を対象に
ビジネスを設計するのですから
「あなた」が不要なもの,買わないものは

「絶対に売れません」

ビジネスは「カスタマースマイル」の
実現です。

どうしても「自分以外」に視点が
向きます。

でも「ファンベースビジネス」では
違います。

まずは「自分が満足し,欲しかった」
商品やサービスを考える。

すると,かなり「具体的に」
ターゲット像が設定できます。

僕自身も「迷ったり」「悩んだり」した
ときは,必ず

「自分なら買うか?」

「自分は欲しいか?」

と自問します。

経験上「顧客調査」を信用していない
こともあります。

NTTドコモの担当時代に,いつも大量の
調査をしていました。

グループインタビューという「座談会」
形式の「意見拝聴型」調査も
数千万円かけてやりました。

でも「ホンネ」はわからないんですよね。

「自分をお客様にすること」は

もちろん「ホンネ」がわかります。

「自分の商品への思い入れ」

「開発のプロセスのストーリー」

「商品を伝えるコピーライティング」

なども

より「解像度高く」

「自信が感じられて,迫力がある」

ものになります。

「得意なこと」と「好きなこと」で

まずは

「自分が解決したい」こと

「自分が欲しいもの」

から「何をやるか」を決めると

かなり「気が楽」で,悩みを減ります。

なにか「壁に当たった時」は

「自分をお客様にして」

考えてみましょう。

壁を突破できるきっかけになりますよ。

さて,今日の質問です。

あなたは「あなたの商品・サービス」
を自分で買いますか?

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