長男が教えてくれた「自分で考える力」と「成長の瞬間」
こんにちは、大三島で自然農法を営む吉川努です。
今日は、6歳の長男が見せてくれた驚きの成長についてお話しします。僕たちは、完全無農薬の農法で畑を守り育てながら、家族と共に自然と共存する暮らしを楽しんでいます。
ですか、この生活の中で僕が学ぶのは、自然からだけではありません。時に子供たちからも、大切なことを気づかされることがあります。
先日、農園の新しい挑戦として、長年育ててきたキウイ畑を柑橘畑に変える作業を始めました。
このキウイ畑は、家族の思い出もたくさん詰まっている大切な畑です。だからこそ、その決断は、とても難しく有機が必要な決断でした。
しかし、この土地の力を最大限に活かし、次のステップに進むためには必要な挑戦だと感じ、決心しました。そして作業の日、6歳の長男が「僕も手伝う!」と張り切って参加してくれたのです。
初めての挑戦に向き合う姿
長男が手にしたのは、初めて触るボルトカッター。キウイ棚のワイヤーを片付ける作業は、工具を扱い慣れている僕にとっても簡単ではありません。それでも、「やってみたい!」という長男の意欲を尊重し、一緒に作業を始めました。
最初のうちは、「これ、難しいね…」「ちょっと固くて無理かも…」と苦戦している様子でした。それでも諦めることなく、少しずつ工具の使い方を覚えていく姿を見て、僕はそっと見守ることにしました。
自分で考え、行動する力の芽生え
途中、長男がふと作業を止めて考え始めました。「お父さん、これ1人でやるより、二人でやった方が早いんじゃない?」と彼。
彼が提案したのは、僕がワイヤーを固定し、長男がボルトカッターで切断するという二人一組の方法。さっそく試してみると、驚くほど作業がスムーズに進むようになったのです。
「お父さん、このやり方すごいでしょ!」と満面の笑みで教えてくれる彼の姿に、僕は本当に感動しました。言われた通りに動くだけではなく、自分で考え、試してみる。その経験が彼の自信につながり、次の行動の原動力になっていく。そんな成長の瞬間を目の当たりにしたようでした。
「主体的に経験する時間」の大切さ
この出来事を通じて改めて感じたのは、子供たちにとって「主体的に経験する時間」がどれほど大切かということです。失敗してもいい、うまくいかなくてもいい。その中で試行錯誤し、自分の頭で考えたことを行動に移す。このプロセスこそが、子供たちの未来の力を育んでいくのだと思います。
今の時代、たくさんの情報があふれていて、答えを探すのは以前よりも簡単になりました。でも、それに頼りすぎると「考える力」や「行動する力」が育たない気がしています。特にこれから彼が大人になる頃には、世の中の変化がもっと早くなり、正解が一つではない場面が増えるはずです。そんな時に必要なのは、自分の中にある知恵や経験を活かし、自ら選択し、行動できる力だと感じます。
自然農法を営む中で、「自然のままに任せる大切さ」と同じくらい、「試行錯誤する経験の価値」を子供たちに伝えたい。これが、僕たちが家族でこの暮らしを選んだ理由の一つでもあります。
柑橘畑と未来への楽しみ
数年後、この柑橘畑が実ったとき、また彼と一緒に収穫する日が楽しみです。その時には、きっともっと頼もしくなった彼と、また新しい経験を共有できるはず。
親として、自然の中でのびのびと学べる環境を整えながら、彼が成長していく姿を見守ることができるのは、本当に幸せなことだと感じます。
あなたの家族の成長の瞬間は?
最近、子供や家族が自分で考えて行動し、成長を感じた瞬間はありましたか?
ぜひコメントで教えてください。お互いの経験を共有できたら嬉しいです!
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