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「頼る」大切さ

もう少しで今年度の学校実習が終わろうとしています。私は1学期から小学校に行き子どもと関わっていました。さらに言えば昨年度も同じ学校だったのでチームの中では一番子ども・先生と関わった時間が長いわけです。だから,なのかわかりませんが,いざ終わるとなると非常に寂しいものです。やっと終わるという感覚もありますが。

昨日,他研究室の友人と学校実習について話す機会がありました。私が「今年の研究はうまくいかなかったなあ。論文にはできないだろうな」とつぶやきました。友人はそれは私自身の問題ではなく,今年は環境が悪かったと結論づけました。私はなるほどと思い,追質問はしませんでした。ですが,彼の言いたいことは大きく分けて2つだと思います。

1つ目は,「学校実習先で授業をさせていただくことができなくなってしまった」ことです。仕方のないことですが,これによってチームのモチベーションが下がってしまったのです。

しかし,最も問題なのは2つ目の「チームの構成員」です。個人個人が悪いわけではありません。能力が低いとかやる気がないとかではないのです。チームとして機能していなかったのではないかと感じます。今年度のチームの構成はM2が1人とM1が4人の5人チームでした。M2はもちろん私だけです。対して昨年度はM3が1人,M2が3人とM1が1人の5人チームでした。昨年度に比較して圧倒的に先輩が少ないのです。頼る相手が少ない。ここが今年度の阿部研究室の最大の欠点です。

これはチームリーダーを務めていた私の責任です。今年度中に実践をして研究をまとめて来年度はもっと挑戦できる環境を作ってあげたかったというのが本音です。しかし,そこまで配慮ができなかったです。

また,私も後輩を頼っているつもりでいました。頼っていないということは個人プレーの研究になっていたということになります。個人の力は非常に弱いです。多様性がないものはすぐに潰されてしまいます。今年度の阿部研の強みは人数が多い分多様性があるということだと思います。それを生かしきれなかったことが非上院悔やまれます。

環境という用語に戻ります。頼る・頼られる雰囲気・環境が整備されていなかったことを彼は伝えてくれたのだと感じました。来年度は最終学年となり,嫌でも頼られることが多くなっていくと思います。その中で常に私も頼ることを忘れてはいけないと強く感じました。

頼るって簡単だけど,心の底から集団を信頼して頼ることがいかに難しいかを学ばせていただきました。


残りの期間,来年度に向けて様々考えながら行動していきたいと思います。

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