#リバース1999 実在用語まとめ(雑感付き) V2.1「ルート77~呪われた道路」④


はじめに

 こんにちは。リバース1999に出てくる用語について、雑感を交えつつまとめていきたいと思います。今回は、ver2.1「ルート77~呪われた道路~」が対象です。

 ①~③がありますので、未読の方は、よろしければ①からどうぞ。

#リバース1999 実在用語まとめ(雑感付き) V2.1「ルート77~呪われた道路」①|トライフォース電電

注意事項(ネタバレに関して)

 用語のまとめ方として、ゲーム内のスクショを引用させていただき、どんなシーンだったかを少し振り返りながら用語のまとめをしてみたいと思っています。なので、若干のネタバレがあります。(ストーリーの核心部分など楽しみを損なうようなネタバレは避けるつもりです)
 内容に関しては一応自分なりに調べて書いていますが、誤りなどもあるかもしれませんので、ご承知おきください。何かありましたら、ご指摘いただけますとありがたいです。
 基本的には、プレイ後の閲覧(閲読?)を推奨します。

排中律

リバース1999 「ルート77~呪われた道路~」平和が花開くとき part4より

 ヴェンデッタの手下が、「πは無限小数にもなれて、特定の角度になれるのはなぜか?これは排中律と矛盾していないか?」と、37へ質問するシーン。(そのマスクしておいて数学の勉強をしているので、真面目か、とツッコみたくなる。笑)
 少なくとも排中律について知らないとこの質問はできないと思うので、手下に負けないように勉強する。

ラテン語で「第三の命題が排除される原理」 Principium tertii exclusiあるいは「第三の命題(可能性)は存在しない」 Tertium non daturと称され、英語ではLaw of excluded middle(排中律・排中原理・排中法)または Law of the excluded third(排除される第三者の原理[1]、第三者拒斥の原理[2])と呼ばれる。

排中律は任意の命題Pに対してそれが成り立つか成り立たないかのいずれか一方であって、その中間は無いことを述べた論理学の法則であり、 P P はつねに真(恒真)であるという主張であると考えてよい[3]。「すべての命題は真または偽のいずれかの真理値を持つ」という二値原理: Principle of bivalence)とは直感的には同じものに感じられ古典論理学では同等のものと扱われるが、様相論理学においては異なるものである(二重否定の除去も参照)。

「排中律」(2024年1月28日 (日) 05:09 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』

次の命題 P について考える。

「ソクラテスは死ぬ」

この命題に対して、排中律とは、

「ソクラテスは死ぬかあるいは死なないかのどちらかである」

という命題 P ∨ ¬P はつねに成立する(常に真である)、とする主張である(それ以外の第三の状態や中間の状態を取らない)。

「排中律」(2024年1月28日 (日) 05:09 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』

 論理記号について補足すると、「∨」はOR(論理和)で、「¬」は否定(~ではない)になる。
 上記に書かれている通り、排中律は論理学の法則の一つで、任意の命題について成り立つか成り立たないかのどちらかしかない、ということだ。
 なので、手下の質問「πは無限小数にもなれて、特定の角度になれるのはなぜか?これは排中律と矛盾していないか?」については、37が答えている通り、無限小数と角度は「成り立つ」「成り立たない」の関係でないので、排中律と矛盾していない、ということだと思われる。

排中律 - Wikipedia

バベルの塔

リバース1999 「ルート77~呪われた道路~」平和が花開くとき part6より

 ディガーの名シーンから。このシーンのディガーは迫真に迫るものがあって、印象が変わりましたね。
 バベルの塔について、聞いたことはあるが実はよくわかってないので、調べていく。

バベルの塔(バベルのとう、ヘブライ語: מִּגְדָּ֑ל בָּבֶ֔ל、ラテン文字:Migdal Babel)は、旧約聖書の「創世記」中に登場する巨大な。神話とする説が支配的だが、一部の研究者は紀元前6世紀バビロンのマルドゥク神殿に築かれたエ・テメン・アン・キジッグラト(聖塔)の遺跡と関連づけた説を提唱する[1][2]

天にも届く神の領域まで手を伸ばす塔を建設しようとして、崩れてしまった(神に壊された)という故事にちなんで、空想的で実現不可能な計画の比喩としても用いられる[3]

「バベルの塔」(2024年11月13日 (水) 15:56 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』

バベルの塔の物語は、「人類が塔をつくり神に挑戦しようとしたので、神は塔を崩した」という解釈が一般に流布している。しかし『創世記』は、塔を建てるのをやめたとしている。

「バベルの塔」(2024年11月13日 (水) 15:56 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』

 バベルの塔は、旧約聖書の「創世記」に登場するようだ。人類が神の領域まで届こうかという高い塔を建設しようとして、崩れてしまった、という故事から、空想的で実現できない計画の比喩表現に使われる、とのこと。(塔が崩れたことについては、神が崩したとか、建てるのをやめたとか諸説あるようだ)
 このシーンでは、人が作った階級社会が本当のバベルの塔だ、とディガーが言っている。「生まれながらにして恵まれている階級」が虚偽だとも言っているので、ディガーによるバベルの塔の比喩表現の使い方が、空想的、という意味で使っていると思われる。

バベルの塔 - Wikipedia

フォートワース

リバース1999 「ルート77~呪われた道路~」赤い壁 part1より

 カイラを追う手掛かりのチケットの出発地である、フォートワースについて調べる。

© OpenStreetMap contributors

フォートワース英語: Fort Worth)は、アメリカ合衆国テキサス州北部タラント郡にある郡庁所在地の都市。同郡の郡庁所在地であり、州内ではオースティンに次いで5番目に、全米で13番目に人口が多い[1]。面積約350平方マイル (910 km2)で、タラント郡の他にデントン郡ジョンソン郡パーカー郡ワイズ郡に跨がる。2022年の調査によると、人口は958,692人である[2]全米の都市圏で4番目に人口の多いダラス・フォートワース複合都市圏で2番目に大きい都市である[3]

「フォートワース」(2024年8月13日 (火) 06:40 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』

 フォートワースは、テキサス州北部に位置する都市で、テキサス州で5番目に、全米で13番目に人口が多いとのこと。現在も人口が急増しているようで、ゲームの舞台である1990年(約45万人)から2020年(約92万人)の間に、人口が倍になっている。
 フォートワースからヒューストンまでの距離は、地図で見るとざっくり270マイル(約430km)くらい。日本でいうと、東京から京都が約450kmらしいので、それくらいの距離間だ。

人口推移
年  人口  %±
1880 6,663  —
1890 23,076 246.3%
1900 26,668 15.6%
1910 73,312 174.9%
1920 106,482 45.2%
1930 163,447 53.5%
1940 177,662 8.7%
1950 278,778 56.9%
1960 356,268 27.8%
1970 393,476 10.4%
1980 385,164 −2.1%
1990 447,619 16.2%
2000 534,697 19.5%
2010 741,206 38.6%
2020 918,915 24.0%

「フォートワース」(2024年8月13日 (火) 06:40 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』

 また、フォートワースには、ダラス・フォートワース国際空港(1974年開港)がある。アルゴスが持っているチケットも、おそらくこの空港から出発するものと思われる。

空の玄関口であるダラス・フォートワース国際空港があり、臨空型工業が発展している。

「フォートワース」(2024年8月13日 (火) 06:40 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』

 ちなみに、「赤い壁」の舞台となる町は「ラリンズ」という名前だが、序盤で「地図に載っていないこの小さな町」と記述がある通り、調べても出てこないので具体的な場所は分からないが、メキシコとの国境付近ではあるらしい。ヒューストンから国境付近までは、フォートワース~ヒューストンよりもありそうに見えるので、カイラもアルゴスも、かなりの距離を移動していることになる。

フォートワース - Wikipedia

次回予告、終わりに

 今回で「ルート77」編は終わりにして、次回からv2.2「悲しき熱帯」に入ろうかと思います。自分もまだ読み進めている途中なのですが、調べたいものが結構ありそうなので、早めに入ろうかと。
 今回の「ルート77」は、チューズデーのチェス駒や、アルゴス探偵のミニゲームが結構面白かったですね。人は選びそうですが。個人的には毎回ちょっとずつ入れてほしいところです。
 ここまで読んでいただきありがとうございました。コメントや反応などもお待ちしております🙏

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