
旧暦元旦に三輪山登拝と大神神社と檜原神社へ参拝
旧暦元旦の早朝、三輪山を登拝し、大神神社(おおみわ)、檜原神社(ひばら)を旧暦元旦参りしてきました。
鳥居をくぐった時からなぜか涙が止まらず、三輪山から真っ直ぐに流れ込むご神気を感じながら拝殿までの参道を歩む毎に「生かされているる有り難さ」に胸が一杯でした。

大神神社(おおみわ)は日本最古の神社と言われており、ご祭神の大物主大神が蛇の姿をした神様(三輪山自体が御神体)とされているそうで、パワースポットとして知られていますが、巳年の今年はさらにパワー全開でしょうね。

古事記では、大国主神が国造りで悩んでいた時(国造りを一緒に協力した少彦名神が亡くなり)に、「海を光して依り来る神(大国主神の和魂)」が協力を申し出られ(我は汝の幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)である。丁重に私を祀れば、国造りに協力しよう)、三輪山(大和国の東の山)に鎮りたいと申されたとのことで三輪山にその神(大物主大神)を祀ったとのことです。大物主大神は大国主神の幸魂 奇魂とも言われています。

境内には、撫でると身体の痛みを癒したり願いを叶えてくれる「なで兎」様がいらっしゃいますが、その由来としては、大神祭は崇神天皇の8年卯の日に始まったとされ、それ以来卯の日を神縁の日としてお祭りが行われてきた(ゆえに卯の日神事とも称された)からとのことです(出雲の大国主神と同一神ゆえ、因幡の白兔を助けた神話もありますしね)。

定期的にお山させて(登拝)いただいていますが、真冬に登拝するのは初めてでしたが、またと無い幻想的な景色でした。
木々に積もった雪が風が吹く度に木々が揺れ、まるで天界からプリズムの様にキラキラと降り注がれているかの様でとても幻想的でした。
大神神社から徒歩30分程にある桧原神社(ひばら)では雪も無く陽が差しているなかで同じ現象が起こり離れ難い程に美しい情景を見させていただきました。桧原神社から望む二上山はこの上ない美しさで、春分と秋分にはちょうどお山の間に陽が沈むとのことです。

桧原神社は崇神天皇の御代、宮中より初めて、天照大御神を豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)に託されてお遷しになり、三輪の地に磯城神籬(しきひもろぎ)」を立て、お祀りされた倭笠縫邑(やまとかさぬいのむら)ゆえに、元伊勢と伝えられています。その後、先ず行った先が京都、天橋立の籠神社(この)ですが、まさに私たち夫婦も昨年、大神神社と深いご縁をお繋ぎいただき、この地から出発し、この春には籠神社にてご奉納させていただく予定です。

大神神社の分社(磐座も三輪山から)は横浜の伊勢山皇大神宮にもありますが、昨年、桧原神社に次いで二つ目となる非常に珍しい三ツ鳥居がたてられましたので関東でもご覧いただくことができます。まさに私たち夫婦を大神神社に深くお繋ぎいただいた先生方が二十数年前に横浜の地に三輪の神様を導かれたその壮大な物語に心を寄せ、人の御神仏への純粋なる祈りが集まるとまさに磐をも動かす大きな力になるとあらためて感じながら帰途へつきました。

大神神社には今年はこれまで以上に定期的にお参りに伺いたいと思っています。そのお力は絶大で今も身体中に満ち満ちているエネルギーを感じ、それを自分なりの在り方で私からその先に届けていこうと思っています。
世界も人も大きく変容する2025年、
内なる静けさのなかで意識を研ぎ澄まし、
何が本当に必要か、不必要かを見極め、
純粋なる自分でつながり合い響き合う
皆さんにとっても光り輝く素晴らしい年になりますように!

大神神社や出雲大社で唱えられるお言葉🍃
幸魂(さきみたま)奇魂(くしみたま)守給(まもりたまひ)幸給(さきはえたまえ)
