【フランス滞在】33日目 フレスコ画家・高橋久雄さんに会う 2023 4/17🌥
不思議な嬉しいご縁をいただいた。
フランスに来る直前、長年お世話になった職場のひとつを辞めることにした。
右腕の使いすぎで限界を超えてしまって、ペンを持つのも痛いくらいになってしまっていた。
最後の日、会えたらいいなあと思っていたお世話になった憧れの存在、安藤一コさんと偶然会えて、そのままお茶することに。
(職場が違うのでお会いできるのは時々で)
辞めることとフランスにしばらく行くことになった事を伝えた。
そしたらフランス行きの事をとっても喜んでくださって、安藤さんも何度かフランスに行かれていて大好きだそう。
というのもフランスのオータンで、いとこの高橋久雄さんがフレスコ画の修復をして長年住んでいると、さらに画家の山口蓬春さんの元でお仕事されていた関係で、ご縁のあったレオナール藤田さんのチャペルがランスにあるからまた行きたいと思っているとおっしゃったのでビックリ!
「フランスでお世話になる友人の自宅がランスなんです!」と伝えたら、もうシンクロニシティですよね〜と大盛り上がり!
フランスに来てから友人にその話をしたら、
(今は旦那さまのお仕事の関係でアリエ県ムーランに住んでいるので)オータン近いよと、車で1時間半くらいだよと調べてくれたのです。
それでこうなったら会いに行こうとなり、友人が電話してくれて、車も出してくれて、昨日、お目にかかる事が叶いました!
高橋久雄さん(87才)
フランス中の教会や大聖堂のフレスコ画修復をされて、オータンの大聖堂のフレスコ画も修復。
その時に縁あって、オータンで一番高いところに立つ高さ30mのユルスリーヌ塔を購入。
コツコツと修復とフレスコ画制作を続けていらっしゃる方です。
寒空の下でも笑顔が輝く高橋久雄さん。
「夢がどんどん膨らんでねえ」と嬉しそうに、塔や小聖堂の修復状況や今後の構想を話してくださいました。
のちに奥様となられる愛する方とフランスに来た高橋さん。
最初は学生でフランス語もわからなかったそう。
ニコニコとフレスコ画の事やユルスリーヌ塔の修復について嬉しそうに話してくださった。
「フレスコ画はね、フレッシュだからね、すぐに描かないと固まってしまうからね」と。
日本の美大生の受け入れもされていて、学生さんが練習するための道具や泊まれる場所も用意されている。
「とにかくコツコツと真面目にひとつのことをやっていれば、必ず良い人に会えるから。」
と仰っる。
目の輝きとお声がすーっと心に染み込んで、
涙が出てしまった。
感動。
心からのメッセージをしっかり受け取りました!
高橋久雄さんのお顔は神々しかった。
それでいて無邪気な少年のようでもあった。
フレスコ画が大好き。
魂から夢中になれることがある人は幸せだ。
そしてその幸せは他の人にも伝播する。
出会えて本当に嬉しかった。
帰り際、記念に作られたメダルをお土産にくださった。
お守りにしよう♪
無事にお会いできた事を、ご紹介してくださった安藤さんに御礼メッセージを送ったところ、素敵なエピソードを教えてくださった。
下記抜粋です。
『久雄先生との電話のlastは、
啄木の詩「故郷の山に向かいて言うことなし、故郷の山は有難きかな」を唱和。』
またまた感動してウルウルしてます。
ご縁を与えてくださった神様、ありがとう♪
今日も私は元氣です。
皆さんも良い一日でありますように🌈