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アントニオ猪木さん最期の言葉から感じる、孤独との闘い
AIを超えるGI創造者、よしじゅんです。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
今日のテーマは「アントニオ猪木さん最期の言葉から感じる、孤独との闘い」です。
先日、元プロレスラーのアントニオ猪木さんが病気で亡くなりました。享年79歳。
私は特別に彼のことが好きだったわけでもありませんが、日本人なら知らない人はいないくらいの有名な方ですし、「元気があれば何でもできる!」の言葉のイメージが強く、元気の象徴のような方だと思っていました。
驚いたのはこの動画を見たときのことです。過去の記憶にあったアントニオ猪木のイメージとはかけ離れた姿だったからです。
インタビュアーとのやり取りの引用がこちら。
――YouTubeを一生懸命やりたい理由は
「別にやりたくないよ。やりたくないけどみんな、やればいいじゃんて。欲も何もまったくないんだから、俺。欲がないというのは何の欲もない。金銭欲なのか女なのかいろいろ。生きていること自体が何であるか」
――今、どんな毎日を送っているか
「毎日毎日、この3年近く天井を見上げて話し相手もいない。天井に数あれど、あれを全部数えていて。(木目を数えている?)そのくらいやることもあるようでない。だいたい、見せたくないでしょ、こんなザマを。みんなに見せたくないでしょ、普通は。こういう状況が分かってて、みんなに見てもらって弱い俺を。しようがないじゃん」
――別室で撮影する予定だったが、猪木さんが「ありのままの自分を見てほしいのかな」とここで撮りたいという話を聞いた
「見てほしいというと、どうもちょっと抵抗がある。誰にも見てもらいたくないよ」
「舌も回らなくて言葉も…寝ていても舌を動かす練習をしている。もう1つの口の食べる方、こっちがやっぱり胃が小さくなって。おいしいものは本当に全国から初めて取れた何々、珍しい何々、送ってくる。そういうのはね、手をつけないと悪いから。だけど、晩飯は1人で食べるのが一番つらい。(今は誰と食べている?)いないね。たまにいるけど、みんなも忙しい」
――今やりたいことは
「もっともっと世界の環境問題。山ほどあるけど、今手近にやれること、それは世界のゴミを消していくこと。これだけ汚してしまった地球をね、自分たちの手でもう1回きれいに掃除をすべきだと。さらには、世界に向けて猪木しかできないこと『どうだーー』と大きな声が出せる日がもう、すぐそこに来ています。もう俺も80だから、もうそろそろ猪木さん楽にしてくださいと言う人は誰もいないんだよ」
――まだまだ猪木さんに先頭を走って欲しいです
「この声が一番、俺の敵なの。でも、敵がいる限り、いいじゃないですか」
元気な日本人の象徴、という彼に対して持っていたイメージ、それは私だけでなく多くの日本人がそうでしょう。
そのイメージとはかけ離れた「欲がない」「見せたくない」「ごはんを一人で食べるのがつらい」「先頭を走ってほしいという声が敵」という言葉。
彼は最期まで、個人としてではなく「公」の人としての姿勢を貫き通したのだと思います。
唯一、上で紹介した動画を一般の人に見せるということ自体が、「公」としての彼のラストメッセージだと受け取りました。
私がラストメッセージから受け取ったことは、どんなに有名人だろうが、お金を持っていようが、功績を残していようが、「現代人は孤独だ」ということです。
10/8, 9, 10でDignity2.0国際カンファレンスを開催します。
この場は五大危機を解決する場です。
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猪木さんのニュースを見て感じた危機は⑤の「人間関係が築けないことによる少子高齢化の危機」です。
猪木さんは現代人の心の声を代弁してくれたように感じます。
Dignity2.0国際カンファレンスの全体像はこちらのpdfをご覧ください。
https://www.dignity2.org/uploads/Dignity2.0_2022_Timetable_Full.pdf