フリーランスになった途端、アテにしていた仕事がほぼなくなった件。
2019年9月1日。
個人事業主として、開業届を提出し、晴れてフリーランスライターになった私は燃えていた。
個人で書いていたブログの延長線で、クラウドソーシングという仕事の方法を見つけ、副業Webライターとして数年過ごしてきた。
以前から文章は苦もなく書けたし、クラウドで仕事を取ってくる作法もなんとなくわかってくると、生活できるレベルの収入はイケる!と確信。
そして、会社に退職願を出した。
だいたいわかってきたと思うが、私は勢いで生きているほうの人間だ。
でも、さすがに勢いとノリだけの30代女性はヤバい。
もちろん、仕事のアテがあった。
オンラインサロン経由で応募した大手の案件、あと継続オファーが何件か続いていた。
自分の時間が自由に仕事にあてることができるから、「月◯◯記事以上書ける方!」という今まで提案できなかった仕事も応募できるようになり、継続依頼も増えたのだ。
「仕事受けすぎてたーいへんー!!納期やばいよー!」
なんて、どっかのSNSで聞いたことあるようなセリフが出そう。
そんな感じで意気揚々としていた、フリーランス1ヶ月目。
よかった、ライターだけで食っていけそう。
そう思った矢先、来月も継続依頼が来るはずだったクライアントの依頼件数が目に見えて減ってきた。
大手メディアだし、と思って呑気にしていたら「予定してる件数いったから、しばらく発注なしね。」と連絡。
まじかい。
同じ時期に、別の継続クライアントも「ちょっと上がメディアの方向性考えるからしばらく待って。」と。
また、「フリーになったら仕事依頼するからよろしくね!」と言っていた人からも連絡はない。(これはそもそもアテにしてなかったけども。)
と、いうわけで、フリーランス1ヶ月目を終えた時点でアテにしていた仕事がほぼなくなった。
で、ここからが本題。
既存の仕事が急になくなることなんて、フリーランスには当たり前のこと。
それが嫌なら、おとなしく勤め人をしてろって事である。
私は、新規の仕事を探すことにした。
自信満々な提案文を書き、今までなら敬遠していたクラウドソーシングの高単価案件にもダメ元で応募してみた。
不思議と焦りはなかった。
自信満々なのが良かったのか、幸運にもいくつか良さそうな案件を取ることができ、とりあえず安心。
それに加え、新規に取れた案件のほとんどが、以前の継続案件を軽く超える単価で契約してもらえ、低単価案件を辞退する余裕も生まれた。
やっぱり、何かを捨てると、もっといい何かがやってくる。
ピンチはチャンスである。
これは間違いない。
既存のまあまあ楽にこなせる案件を継続していたら、高単価案件への挑戦もしなかっただろうし、アテにしている仕事にすがりついて同じ単価でずっと仕事をする羽目になっていたかも。
新しいジャンルへの挑戦、構成ライターへの挑戦、画像加工、アイキャッチ作成の仕事と、自分の可能性がさらに広まっていくのを実感している。
今まで経験したことのないジャンルにも挑戦できたし、初めての構成ライターや、画像作成なども仕事として受けることができ、自分の可能性がさらにに広まった。
フリーランスになったんだから、今の案件をあまりアテにするのはやめちまおう。
掴みに行けば、仕事は無限にあるはず。
私は、自分の可能性を信じていこう。
そんなふうに思った出来事だった。
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