ChatGPTに関西弁を喋らせたら、どないなったか、言うたるわ。
「大学院レベルの試験」にまったく合格しなかったChatGPTだが、このままでは期待外れな、できそこないAIのレッテルを貼られてしまいそうなので、次なる課題に取り組んでみた。
それは、方言を話させる、というチャレンジである!はてして、ChatGPTは方言を話せるのか?それとも玉砕するのか?
『織田信長について、方言で説明しなさい』
『信長というのは、織田信長のことですね。彼は、16世紀の日本を代表する武将で、戦国時代を支配しました。彼は、軍略に優れ、名門藩である織田氏を統一的に支配することに成功しました。また、政治的な手腕もあり、大坂城を拠点に天下を掌握することができました。信長は、日本の歴史に残る伝説的な武将として今も人々に知られています。』
→ まず、第一段階では「方言」を理解してくれなかった。普通に標準語で話している。さらに、信長は大阪城を拠点にしていないので、秀吉と間違っている。(ちなみに信長時代には、「藩」というものは、まだ成立していない)
『方言を使って説明してください』
『わかりました、信長というのは、織田信長のことですね。彼は、戦国時代に大活躍した武将さんで、名門藩の織田氏を統一的にまとめ上げました。軍略はもちろんのこと、政治の知恵もあって、大坂城から天下を支配することができましたよ。信長はまだ今も、日本の歴史に名を刻んだ伝説の男として人々に語り継がれていますよ。』
→ さらにつっこんで「方言を使え」と再度指示すると「武将さん」「できましたよ」「いますよ」と少しくだけた表現をするようになった。
しかし、これが「方言か?」と言われると、微妙である。
『日本の関西地方で使われる方言を使いましょう』
『わかったよ、信長ってのは織田信長のことだね。彼は戦国時代に大活躍した兵法家だし、名門藩の織田家をまとめ上げたんだ。軍略ももちろんのこと、政治の知恵もあって、大阪城から天下を支配することができたんだよ。信長は今でも、日本の歴史に名を刻んだ伝説の男として語り継がれているんだよ。』
→ おまえ、関西人ちゃうやろ!っていうか、人話、全然聞いてへんやろ!という結果になった。関西人どころか「爽やか関東ボーイ」であることが判明。
『もっとさらにコテコテの大阪弁で話してください』
『わかってんだよ、信長は有名な織田信長のことだよ。彼は戦国時代に大活躍した兵法家だし、名門の「織田家」を一本化したんだ。軍略ももちろんのこと、政治の知恵もあって、大阪城から天下を支配することができたんだよ。信長は今でも、日本の歴史に名を刻んだ伝説の男として語り継がれているんだよ。』
→ 関西弁を理解していない可能性があるので「大阪弁」と尋ね直した。すると「わかってんだよ!」と逆ギレされた。余談だが、途中から「武将」だったのに「兵法家」に格下げされている。かわいそうな信長である。
ちなみに、中の人をチェンジ(笑)しようとNewChatで新たに尋ねたら、もっとたいへんなことが起きて、それどころじゃなくなった。
『コテコテの関西弁で、豊臣秀吉について教えてほしい』
『豊臣秀吉は、16世紀の日本の武将・政治家・戦国大名です。本名は織田信長ですが、豊臣家を統治したことから豊臣秀吉と呼ばれています。彼は、戦国時代の中期から晩年にかけて、日本を牽引する存在となりました。彼は、征服や合戦によって広い範囲を支配することに成功しましたが、同時に、政治的な手腕や経済的な成功などでも知られています。豊臣秀吉は、日本の歴史にとって重要な人物とされており、現在でも多くの人々に知られ、尊敬されています。』
→ 豊臣秀吉の本名は「織田信長」だと言い出した。もはやここまでくると
バカなの?
としか言いようがない。ディスって悪いが、ChatGPTくんは、「適当なことを言い過ぎ」だと思われる。
今回のオチ。ChatGPTは関東人で、若者で、逆ギレするバカ、らしい。