ホンネで語られる役所の仕事がつまっている――『公務員になりたいと思ったときに読む本』
ふだん私はめったにハウツー本のたぐいを読みません。
同じようにしても、同じ結果を生むと信じるには、(世の辛酸はろくすっぽ舐めてはいませんが)人生の曲がり角をいくつも曲がってきているから。
ですが。
『公務員になりたいと思ったときに読む本』には、心ひかれました。
著者があの福島太郎さんだから、だけではありません。
副題の「公務員とは職業ではなく生き方です」に、惹かれたからです。
はっきり言って(言っちゃっていいのかな?)、公務員には偏見がありました。血の気が今よりもずっと多