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珠玉集

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心の琴線が震えた記事
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2024年9月の記事一覧

京都丸太町の路地裏にある本屋「誠光社」。世界でも有名な本屋「恵文社 一乗寺店」の元店長のお店。おしゃれな空間と手に取りたくなる本との出会い。本好きは、必ず立ち寄るべき一店。

【企画募集】自分語りnoteを君も書かないか?「読者のために」と言いながら自分を守ってない?自分語りnoteやっちゃおうぜ!

 おはようございます。朝の6時からnote書いている、フリーライターのみくまゆたんです。  実は私、今悩んでいることがあります。それは「ライター」という仕事は続けたいんですけど、肩書きを外そうかなぁと思っていて。でも外したら、仕事来なくなるかなぁとか。葛藤の日々です。  まぁ、どの仕事においても「〇〇はこうあるべき論」ってあるんじゃないかなと思うけど。それが堅苦しいんですよ。  そもそも、やりたいことにとことん挑戦したいからフリーランスになったのに。自分たちでルールとか

はじめての文学フリマ(訪れるほう!)【ガチ篇】 #day091

さてさて。3篇に分けて1記事目、2記事目と綴ってきた 初文フリレポートも、本記事がラストとなります。 No.1【レッツゴー篇】 『初文フリの歩き方』を装備した私が、初めて文フリ会場に足を踏み入れた直後くらいまでのお話。つまり余談です。 No.2【エンジョイ篇】 2021年のnoteデビュー以来初めて、リアルでnoterさんに会った時の感動や興奮を思うがままに叫んでいる記事。購入した本の写真付き。 そして本日は、 No.3【ガチ篇】 はじめての文学フリマ。とりあえ

「紙・耳・時間・多視点」推敲

ノウハウ的なエラそうな記事を書くつもりはないのです。 雑感、的な感じで、サラっとお読みください。 みなさん、記事や小説を書いたときはご自分で推敲されますよね。 私ももちろん、何度も何度も読んで手直しします。 思いついたら「とりあえず書いちゃえ」という場合が多いので、「書く」より「直し」の方が多いです。 推敲の方法って、人によっていろいろ違いますよね。 「紙に印刷して推敲」という人を結構見るのですが、私はインクがもったいなくてできないでいます(;´・ω・)  公募の場合は、

なんのはなしかわからないけどなんとなくなんのはなしですかを語るライブ

今週スタエフに出ますので告知は下段です。気になる方は今すぐに跳んでね。 一週間休んでいたのですが、私の身に起きた「なんのはなしですか」騒動をご覧ください。一週間とは色々起きるのだなと感じていました。まず、マイトンの改名から盛大に始まり、気になったのでプロフィールに「なんのはなしですか」を忍ばす人を検索しました。普通に増えてました。この時点でゾワゾワしてました。

コミュニティFMラジオで半年レギュラーやりきりましてん

9月30日(月)14時30分より FM千里にて、エッセイ朗読します。 こちらから聞くことが出来ます↓ いよいよ最終回になりました! 4月からの半年間、のべ27回、時に酸欠になりながら必死で駆け抜け、体感としては3年やったような気もするし、ひと月しかやってないような気もする、不思議な感覚。 当日のエッセイは、最終回の感謝を込めて、書き下ろしになります。 いや、ちょっと初回の時の意気込みも混ぜ込んでいる。 この半年、すでに仕上がっているエッセイを読むことが大半であるのだから

ひと色カフェ、やりますよ

きっかけは、こちら。 うわちゃんさんの記事の最後の言葉。 「あの洋館って…あの洋館だよね!」 ってコメント欄には書けないわたし。笑 でも、気になって連絡してみました。 「また、やりたい?」 『やりたい!』 「じゃあ、やろう!!」 ムクムクとやりたい欲が湧いてきます。 色々、準備を始めることにしました。 ひと色カフェと言えば、『ひと色展@横浜』 イシノアサミさんが描いた いろの子を飾った展覧会。 関東展は、横浜で行われました。 実は、去年の今日が 展覧

ひと色カフェ、やるんです

やっと秋めいてきた今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 noteのつながりから実現した「ひと色展」、早いもので1年が経ちました。それぞれの力を合わせて実現したひとときでした。 今年、ひと色展を開催したのと同じ場所で「ひと色カフェ」を開くことになりました。お茶とお菓子とピアノのある時間、ご興味があればお越しください。 ⏬詳細はこちらから⏬

可愛いものが苦手な方は見ないでください。

🦭💙🦭🩵🦭🤍 いきなり可愛くてごめんなさい。 その昔、羊毛フェルトにはまっていた頃に作ったアザラシちゃんです🦭 作った後に撮影会をしました。 絵本の上に乗せて撮るといい感じになると気づいて、素敵な背景で撮りました。 異常に、可愛いですね。 最近コメントを控えています。 たまに私の中のおしゃべり豆が弾けて色んなところへポップコーン⋆🍿⸝⋆してしまうのですが、そうしているうちに時間が消えていくので控えています。 そんなわけで、コメントは心の中でします。 うたすと2

【掌編】東に集い京に散る

fuca.ちゃんが売れた。売れたと言ってもエアコンのCMに出ただけだけれど、誰もが知る大手メーカー、その新製品の性能を、誰もが知る有名俳優の娘役として伝える様は、同期として胸躍るものがあった。『エアコンなのに、肌潤う』。台詞と共にfuca.ちゃんの顔が画面アップで映ったときは、嫉妬と感動が薄い現実感でラッピングされたものを、心臓に押し当てられた気分だった。 「あの子、ドラマも決まったらしいよ」 いっちゃんが言う。ミチ君が返す。 「エキストラじゃないよな」 「違う。役あり

【小説】推し認欲求

 お腹がすいているのに、ご飯を食べないで帰ることにしたのは、仕事帰りのお父さんと顔を合わせたくなかったから。 「お父さんには、まだ言わないでね」 「別にいいじゃない。おめでたいことなのに」  さっき喜んでくれたお母さんは、ちょっぴり呆れ顔だった。  薄暗くなった外は、異常な残暑が立ちのいて、秋らしい空気が心地よかった。遠回りして駅に向かうと、大きな公民館の前にある、インドカレーのお店に目が留まった。学生の頃から気になっていたけど、店構えが怪しげだから、一度も入ったことはなか

愛や哀しみ、つながりを示すもの

風の色合いを思い浮かべると、 毎年花粉の時期に訪れる黄色の濃淡が目に浮かぶ。 2月になると森を囲むようにその色が帯となり、 自然がわたし達に警告を発しているかのようだ。 天気予報を見れば、眼球は刺すような痛みが募り、 「ゴールデンウィークまで続くのか」 不安がよぎる。 今では一年中、花粉症に取り憑かれ、 風が吹くたびに気管支へ色合いを感じる。 強風が吹く日、 雨が同じ方向へ流れる様子を眺めるのは、 子どもの頃から好きだった。 戸籍上、2歳だった。 叔母が膵臓がんで亡く

ホンネで語られる役所の仕事がつまっている――『公務員になりたいと思ったときに読む本』

ふだん私はめったにハウツー本のたぐいを読みません。 同じようにしても、同じ結果を生むと信じるには、(世の辛酸はろくすっぽ舐めてはいませんが)人生の曲がり角をいくつも曲がってきているから。 ですが。 『公務員になりたいと思ったときに読む本』には、心ひかれました。 著者があの福島太郎さんだから、だけではありません。 副題の「公務員とは職業ではなく生き方です」に、惹かれたからです。 はっきり言って(言っちゃっていいのかな?)、公務員には偏見がありました。血の気が今よりもずっと多

ショートストーリー|生・環

 霊ェさん、と呼ばれ振り向いた。つもり。カラダはない。  わたしはソラにいるのでしょうか。  シンデいるのでしょうか。  イキテ、いるのでしょうか。 「あなたのバン」  そう言ったのは、誰? わかりません。  アノ家、と示され視えてくる。  アノ家かあ。アノ夫婦ですか。  アノ、夫婦、なんですね……。 「ソウ。誰も選ぶことはデキナイの。ウンメイよ」  キビシイな。生。 「霊ェさん、あなたジンセイ何回目? 覚えてないかしら」  覚えていないですね。  覚えていない