浜名湖の生態系が崩壊したもう一つの原因

浜名湖に流入する川で最大の川は、都田川です。高校生の頃の私は、ガリ勉家でありましたが、釣りキチでもありました。1~2年生の頃の日曜日には、浜名湖だけでなく、秋には、都田川によく釣りに行きました。都田川で最も深いところは、下流の落合橋周辺で、深さは3メートルほどありました。その頃の都田川の水は、ものすごくきれいで、川底まで透き通っていました。

川底には、12~15cmほどの立派なハゼがいて、竿一本では、もったいなくて木の枝に釣り糸をしばり、それに重りと針をつけ、えさのミミズをつけて投げれば、それにもハゼが食いついてくるほど、多くのハゼがいました。水は、底が見えるほどきれいで、魚もいっぱいいた、昔のことを思うと、幸せだった自分をなつかしく思い出すと同時に、悲しい気持ちにもなります。

今から40年程前、都田川の水を、浜松市民の飲料水にするため、都田川にダムが設置されました。そのため、上流の久留米木の山々の腐葉土から、しみでてくる窒素、リンなどの無機養分が浜名湖に入って来なくなってしまたのです。これが浜名湖の生態系を崩壊させたもう一つの理由です。

では、どうしたらいいのかについては、次のブログで、お話ししたいと思っています。


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