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仁義なき山茶碗の戦い

田原市博物館のトークイベントに
ゲストとして登壇してきました。
「山茶碗の愉しみ方」。
山茶碗とは、今から800年ほど前に
東海地方で焼かれた器。
前回と同様、研究者、陶芸家、蒐集家の
立場でそれぞれ考え方の違いなどを
認識できて面白い。

平安時代の渥美の壺に花を入れたりしています
というと、えー!!斬新!!なんていう
思ってもない言葉が。
私たちのような蒐集家はどちらかといえば
使ってなんぼ。
当たり前の常識の世界でしたが、
また違った世界では非常識なようです。
おもしろ。

モノの本来の用途でもあるので
壺に花を入れようが酒を入れようが
自分の物なので自由なんですが、
長い歴史からみれば一時預かっているという
立場でもあるので
このような楽しみ方を伝えつつ、
モノにも敬意を表し、
大切に後世に繋いでいければなと。
写真は一緒に登壇した陶芸家の稲吉オサム氏と。
気合いが空回るとこうなります。

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