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信楽へ

何気に初めて信楽へ行ってきました。一般の人は信楽というとやはりたぬきの置物だろうか。確かにめちゃくちゃいっぱいあった。
古美術好きは信楽というと六古窯の古信楽にビンビン感じてしまう。室町あたりの古信楽の壺もめちゃくちゃ魅力的だけどそこまで手を出したら破産の道。
さて、そんなわけで今回は2024年にオープンされた東雲さんへ。昼は十割蕎麦を出されていて夜は京都の櫻川さんの料理で楽しめる。いやぁ美味しかった。内装も凛とした感じで梁や柱、テーブルなど年々いい味になってくるんだろうな。着物との相性もとても良いお店だ。
外にかけてある暖簾は数年前にお亡くなりになられた染司よしおかさんのもの。今となっては貴重な物だけど自然に晒されながら褪色による色の変化も楽しまれるオーナーさんの大らかさは流石だ。同敷地にある信楽焼きの窯の掘立て小屋は京都の伝説の数寄屋大工中村外二によるものと聞いてその交友関係にも驚いた。

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