茶ババと着物警察

昨年9月28日から丸1年が経つか。
とてもスピード感のある1年だった。
先生が好きそうな茶ババ・着物警察 研究の
ネタでも書くかな。
先日、某花人から聞いた話。
ある会で椿をいけたらその葉が4枚だったので
その花人のところまで
わざわざ言いに来たらしい。
お茶お花の世界ではこういう方はたまにいる。
誰がネーミングしたか分からないが
近年、良く耳にする「茶ババ」。
決してお茶を嗜んでいるご婦人全般の
事をさすのではない、
そんな事を言ったら私は消される。
茶ババとはお茶についてあれこれ口うるさく
着物警察も兼任している事が多い。
中には意地悪く言う人もいるかも知れないが、
大体は親切に教えて「あげている」
と言う気持ちから来ているもので、
規格内に収まらないと黙っていられず
真面目で正義感の強い人だろうと思う。
以前Newspicksというネット番組で
「真の茶人は人に恥をかかさない、
それが教養だ。」
という話が出ており
カッコいい、これだ!と思いました。
さて冒頭の椿の葉の話に戻ると
美や調和を優先して規格外の
「くずし」について、
これはどうなんだろうと言う議論になると
「いやいや、そうは言ってもまずは根本的な
基礎を知ってから崩すものだから
やはり基本は大事なのよ。
昔ッからそう決まっているから
そうした方が良いのよ。」。。
と言うお約束の流れになる。
これはもちろん分かる話ですが、
この言葉ですら形式化したマニュアル通りの
言葉になりつつあるのでは無いかと
最近疑っている(笑)
今回の話については玄人中の玄人にまで
言ってしまうのだから、もうなんと言うか
茶ババや着物警察はもはやエンターテイナー。
共に楽しくやっていきましょう。
ちなみに某花人は葉は4枚ではなく
3枚半とみてはどうかと切り返したらしい。
さて今夜は懐かしの盃で戯れながら
一杯呑むか。

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