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仙台城下の旅3『定禅寺通り』

仙台に来て、はや、うん十年になりました。仙台に来てすぐの疑問。

定禅寺通りに来て定禅寺ってどこにんあるかいな。探せど探せど見つける事はできずに・・
政宗は仙台城を築城し、その鬼門の位置に定禅寺を建てたようです。

しかし、明治になり、伊達家の衰退とともに定禅寺は廃寺となってしまったのでした。いつしか定禅寺の門前街は定禅寺通りと呼ばれ現在に続いているそうです。

定禅寺通りが現在のような美しい並木道へと変貌を遂げたのは、戦後の復興期のことです。第二次世界大戦で多くの都市が被害を受けた後、日本全国で復興計画が進められ、仙台市も例外ではありませんでした。仙台市は戦後の都市計画に基づき、定禅寺通りの再開発を行い、1950年代後半から1960年代にかけて街路樹の整備が進められました。

特にケヤキの街路樹が選ばれた理由は、その美しい樹形と季節ごとの変化が通りに彩りを与えるためです。ケヤキは、春から夏にかけて新緑の葉を茂らせ、秋には鮮やかな紅葉が訪れ、冬には葉が落ち、壮大な枝ぶりが浮かび上がる特徴があります。このケヤキ並木は、通りに四季折々の表情を持たせるだけでなく、訪れる人々に心地よい影を提供し、街の象徴として親しまれてきました。

さらに、定禅寺通りは西公園から仙台市役所までを結び、仙台市の中心的な役割を果たす場所に位置しています。通り沿いにはオフィスビルや商業施設も立ち並び、現代の仙台における商業や行政の拠点としても重要な役割を果たしています。


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