経済を回しながら感染者を抑制するなら「韓国」を見るべきでは?
先日、Googleが提供している人の移動増減のデータと、WHOの新規感染者数をクロスした日本のデータを作成してみた。
それが、これである。
新規感染者数は1月前の交通機関の移動者数の増減に反比例した動きを見せている。
1月前の移動増減と新規感染者数の増加に一定の相関が見られる可能性があるということだ。そこで、他の国はどうなのかを散布図を作って分析することにしてみた。
ここから、次のような傾向が読み取れる。
1)日本と同じように1月前の移動増減と関係がありそうなのは、オーストラリアやニュージーランド、タイ(ロックダウン対応による効果がありそう)
2)ロックダウンの率が高いが感染が止まらないフィリピン(シンガポールも似た状態)
3)ロックダウンの影響が最も小さい(最も移動の減少幅が小さい)にも関わらず、新規感染者数が大きく増えていない韓国
仮に日本がGo to 00で経済活動を回復させたいのなら、移動制限が限定的ながら感染者数増加をコントロールできているように見える韓国の施策について、もっと研究する必要はないのだろうか。
Resource; https://www.google.com/covid19/mobility/ & https://covid19.who.int/