平屋を建てる 15週目
20240729記
日曜日は久しぶりに近所のアウトレットにでも行こうかなんて話をしていたのだが、外に一歩出ただけで全身にむわんとした熱気がまとわりついて息苦しい。出かけるのはやめて、夕方になってから土地を見にいこうという話になり、日中は昼寝をしたり本を読んだりダラダラして過ごした。この暑さは本当に異常で、これから毎年ひどくなっていくのだろうか。いま建てている家には木を植えて、夏には木陰ができて風もよく通る、そんな庭にしたいと考える。作庭も家づくりのとても大切なポイントだと思う。
16時頃に出かけて、建築中の現場を訪ねた。今週は、木曜日にも現場に少し顔を出していたので、その時からの進捗はそんなになかった。電気まわりの配線を行うのかコード類がたくさん運び込まれていて、木曜日は家の外にまとめて置いてあったコードが、日曜日に見たときは天井裏を中心に家のすみずみに通してあった。コンセントや照明を設置するポイントまではわせてあるのだ。ところどころ柱に丸い穴があいていてそこにコードが通してあった。あとは、屋根の軒のツラのところに鉄板というのか黒っぽいきれいな板が取り付けられていた。目に見える進捗はそれくらいだった。
今週は建築家のNさんから、細かな検討事項が送られてきて、それらにどう答えるかを考える時間が多かった。ざっと挙げてみる。
・外壁の板張りは縦にするか横にするか。
・キッチン脇の家の角にあたるL字の窓について、二重にするか1枚でいくか。二重にする場合、方立(ほうだて)という小さい柱をガラスのつなぎめに立てる必要があり、デザイン面で少し見え方が変わるがどうするか。
・リビングのテレビは壁かけにするか否か。それによってコンセントの位置が変わる。
・エアコンを取り付ける位置はここでよいか。(補足図面を見せられる)
何せ設計は2年前に済んでいるのだが、こうした細部の詰めはまだ残っていて、都度、決めて行かなければならない。僕らも図面や見積を見てあらためて気がついた点があればその都度、Nさんや工務店のYさんに問い合わせている。細部の積み重ねが、トータルの仕上がりや住み心地につながっていくのだと思うのだけれど、そのとき決めた細部の詰めが、全体としてみていい選択になっているのかどうかは正直よくわからない。あとで後悔しないようにと思って考え決めているつもりだけれど、当然ながら初めてのことばかりなので自信が持てないのだ。
まだあまり大きな変化のない家のなかを歩きまわる。玄関、広いね、と妻が言う。基礎の段階ではあれだけ狭いのではないかと心配していた妻も、もう狭いとは言わなくなった。でも壁ができて向こうが見えなくなったら狭く感じるのかな。と言って、玄関から柱越しに見える奥のキッチン・リビングの窓のほうをiPhoneで撮った。
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